デイリーホーリーホック

J2第5節大分トリニータ戦「3バックへの守備がはまらず初黒星喫す。ただ、2つのシステムを使い分けて戦った姿に見たチームの可能性」【レビュー】

【写真 水戸ホーリーホック】

なぜ「守備がはまらなかった」のか

第5節大分戦で水戸はついに今季初黒星を喫した。終わってみれば、1対3。第4節山口戦からわずか3日で首位の座から陥落することとなってしまった。

「守備がはまらなかった」と宮本拓弥が唇を噛んだように、水戸の武器であるハイプレスが機能しなかったことが大きな敗因の一つと言えるだろう。序盤から大分の巧みなパスワークに翻弄され、防戦一方の展開を強いられた。そして10分に右サイドから崩されて失点を喫すと、24分には右サイドから左サイドに大きく展開され、中央に切り込んできた左ウイングバックの星雄次に豪快にミドルシュートを叩き込まれてしまった。その後、守備を立て直して、黒川淳史からのスルーパスに抜け出した宮本がゴールに突き刺して1点差に詰め寄るも、63分にミスから失点して万事休した。

なぜ、「守備がはまらなかった」のか。今までのレビューと趣向を変えて、今回は図を使って説明したいと思う。

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