J2第26節愛媛FC戦「リトリートする相手を崩して4得点の快勝。最高の勝ち方をしたからこそ、あえて現状の課題と向き合いたい」【レビュー】

2018年07月31日 5時57分　
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【写真　水戸ホーリーホック】

世界の潮流を意識した愛媛のリトリート戦法

今節の水戸の相手は愛媛。今季2度対戦していて、水戸が2勝しているものの、今節まで4連勝中と調子を上げており、前回対戦とはチームの勢いは大きく異なる。その好調の要因は徹底して「リトリート」して守備をするということであった。今節は4－1－4－1システムを採用し、1トップを前線に残して低い位置に9人でブロックを組み、ボールにプレッシャーをかけるというよりも、ゴール前を固める守備で相手をおびき出して、ボールを奪ってからカウンターを仕掛ける戦いを徹底してきた。その攻守における明確な狙いこそが、愛媛の好調の根幹にあった。それはまさにワールドカップで多くのチームが採用していた戦い方であり、連戦や夏場などコンディションを維持するのが難しい状況下に適した戦いと言える。おそらく世界の潮流からインスピレーションを得たのだろう。前回対戦時とは色が変わった相手に序盤水戸は苦しめられた。

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