デイリーホーリーホック

J1クラブライセンス取得について 細川淳矢キャプテン「すべてそろえてもらったので、僕たちは結果を出さないといけない。その責任を感じながら、残り8試合を戦う」【コメント】※無料記事

【写真 佐藤拓也】

Q.昨日、J1クラブライセンス取得の発表がありました。どのような形で知りましたか? また聞いた時の思いはどうでしたか?
「昨日、練習前に選手同士でミーティングをして『絶対に6位以内に入ろう』という意思疎通をした後、沼田社長がミーティングルームに入ってきて、『J1クラブライセンスを取得できた』という話がありました。ちょうどそういう話をしていた時だったので、タイミングがよすぎてビックリしました。本当に現実味というか、J1に行くためのすべてが揃った。あとは僕たちの結果次第ですべてが変わる。その責任感をしっかり受け止めました」

Q.キャプテンとしてチームメイトに何か伝えましたか?

「特にないです。今シーズン、クラブから『今年は絶対にJ1ライセンスを取れる』という話を聞いてきたので、僕らはその言葉を信じて戦ってきました。J1ライセンスを取得できたときに6位以内に手が届くところに必ずいないといけない。6位以内に常にいたかったのですが、選手たちは常に『6位以内』を意識して戦ってきました。あとは僕らが最終的にいい結果を出せればいいと思っています」

Q.昨年までJ1ライセンスがありませんでした。シーズン終盤、モチベーションを保つのが大変だったのでは?
「どうなんですかね? 正直、僕はそこまで感じていなかったのですが、周りの人から『戦っている意味が分からないね』みたいなことを言われることが多かった。でも、僕らは自分たちの順位を上げて環境を変えるしかないということは分かっていました。なので、気持ちの沈みはありませんでした。今年は逆に責任を感じています。すべてそろえてもらったので、僕たちは結果を出さないといけない。その思いが強いです」

Q.J1ライセンスを取得するために多くの人が奔走しました。
「僕らはサッカーをやることしかできませんが、僕らがJ1に行くために、社長やスタッフが一生懸命何回もいろんなところに足を運んで挨拶をしてくれたという話を聞いていました。町全体が『水戸ホーリーホック』というチームを作ろうという一体感をすごく感じました。それが実を結んでよかったと思っています」

Q.明日の大分戦は大事な試合になりますね。
「本当にそうですね。今回の報道を受けて、注目してくれる人が増えると思います。その試合で勝つか負けるかはすごく大きなことだと思います。当然、6位以内の目標を達成するためにも次の試合で勝たないとかなり厳しくなってくる。選手もそれは分かって臨みますし、町が盛り上がれるように、みんながワクワクできるような状況にするためにも、僕らは結果を出すだけだと思っています」

Q.残り8試合に向けての意気込みを聞かせてください。
「残り8試合、緊張感を持って戦います。何より、応援してくれる方々が残り8試合を楽しめるようにしたい。町中が『6位以内に入れるかな』という話題でいっぱいになるような状況にしていきたい。そのために僕らが6位以内に本当に手が届きそうなところにいかないといけない。それが今まで支えてくれた人たちへの恩返しだと思っています。最終的に6位以内に入って、J1参入プレーオフで勝って、J1に昇格する。そこを目指して戦っていきたいと思っています」

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