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デイリーホーリーホック

J1クラブライセンス取得について 本間幸司選手「やっとスタートラインに立った。ここから突入する未知の世界。サポーターと一緒に前に進んでいく」【コメント】※無料記事

【写真 佐藤拓也】

Q.昨日J1クラブライセンス交付の発表がありました。聞いた時の気持ちはいかがでしたか?
「やっとかというか、素直にうれしかったですね。今まで『J1に行きたい』と言っているだけで、現実味がないところがあった。これで僕たち次第でJ1に行けるようになったので。他の選手は今までJ1クラブライセンスを持っているチームに属している選手が多いのですが、僕個人としては20年間水戸に在籍して、アツマーレができて、J1ライセンスを取得することができた。すごく節目の年になったという感慨深い思いもあります。このチャンスをモノにしていきたいという思いを持って、残り8試合戦っていきたい。その思いは強くなりました」

Q.2012年にクラブライセンス制度がはじまり、その年にJ1クラブライセンスを取得できず、悔しい思いをしたと思います。
「あの年はそれまで上位につけていたし、自分がキャプテンをやっていたので、よく覚えています。この時期までJ1を狙える順位にいたのですが、J1ライセンスを取得できないということを知り、チーム全体が沈んでしまった。そこから立て直すことができませんでしたね。その思い出は強く残っています。そこから『あと何年後にJ1ライセンスを取得できる』という話を聞かされていたのですが、なかなか実現しなかった。そんな簡単じゃないことは分かっていました。でも、諦めずに粘り強く頑張ってくれた社長をはじめ、フロントスタッフにすごく感謝しています。あきらめなければ、時間はかかるかもしれないけど、結果は出るんだということを感じることができました。夢に近づけたことがすごくうれしい。僕の夢は水戸のクラブでJ1昇格を果たすこと。その現実味が帯びたことは、僕にとっても、クラブにとっても、チームにとっても、サポーターにとっても、マイナスになることは一つもないポジティブなニュースだと思う。あとは責任感を持って、そういう人たちをがっかりさせないようにしないといけない。残り8試合の中、5試合ホームゲームが残っている。それもすごく心強い。勝ち点差を見ると、簡単じゃないのは分かっていますが、1戦1戦勝ち点3を取りに行きたいと思います。それに向けて、もう一度気を引き締めたい。それはチーム全体で共有したので、明日のゲームが楽しみです」

Q.発表があってからのチームの雰囲気は?
「ホソ(細川淳矢選手)だったり、フナ(船谷圭祐選手)、タム(田向泰輝選手)など、このクラブの歴史を知っている選手がいる。J1ライセンスを取れない悔しさも味わっている。今回、J1ライセンスを取れたことに対する思いは今年から入ってきた選手とは違うと思う。そういうものは大きな力になると思います。ライセンスの発表がある前、チームでミーティングしていて、そこでいろんな話をしていました。その後に社長からJ1ライセンスが取れたという内示があったと知らされました。すごく流れ的によかったし、その後のトレーニングもすごく活気があった。試合に出ている選手だけでなく、試合に出ていない選手の重要性も感じることができました。試合に出ていない選手たちの思いを背負って、試合に出る選手は戦おうと。みんな、分かっていると思うけど、さらに強く持っていこうということを再確認することができました」

Q.昨年まで「どんなに勝ってもJ1に昇格できない」という状況は選手にとってつらかったですか?
「ものすごくつらいものがありました。どんなに頑張っていい順位に行ってもJ1には行けない。でも、下位に沈むと降格してしまう。そういう不公平感を感じながら戦うことがありました。選手からしたら、ライセンスの基準に関して不満を抱くことがありました。ただ、昨年、村井チェアマンや原博実さんとライセンスについて話をする機会がありました。そこで考えていることを伝えました。そういう思いを汲んでくれて、条件付きで認めてくれたのかもしれない。このチームを支えてきてくれた人たちがいて今がある。たくさんのOBが喜んでくれていると思うし、信じられない思いでいると思う。『あのホーリーホックがJ1に行く権利を得た』と驚いていると思います。これまで携わってきてくれた人たちを誇らしい思いにさせてあげたい。僕らが結果を出せば、苦しい時代に支えてくれた人たちも報われると思う。みんなの苦労を僕は知っているので」

Q.昨日、沼田社長から話があったということでしょうか?
「内示があったことを知らされました。社長が来ることも知らなかったので、ミーティングルームに入ってきた時は驚きました。でも、その時に『J1ライセンスの話かな』と勘づきました」

Q.その時のチームの様子は?
「社長の話を淡々と聞いていましたね。その後、戦術面のミーティングに入る前に監督から『おめでとう』という言葉があった後に拍手が起きました。チームのスタッフは動画の撮影を社長の話で止めてしまって、拍手が起きるところを撮っていなかったので、悔しがっていましたね。『この光景を撮りたかった~』って(笑)」

Q.本間選手は心の中でどういう声があがりましたか?
「『マジか!?』って感じですかね(笑)。周りに誰もいなかったら涙を流していたかもしれませんね」

Q.サポーターのみなさんにメッセージをお願いします。
「長く待っていた人たちもたくさんいると思います。僕たちと一緒にやきもきした気持ちでこの時期を迎え、『またか』とがっかりさせてしまっていた人もたくさんいるので、そういう人たちに『お待たせしました』と言いたいです。ただ、ここがゴールじゃないし、やっとスタートに立った。これからJ1を本気で狙うということがどれだけ大変なことか。未知の世界に入っていく。そこに一緒に進んでいきましょう、と言いたいですね」

Q.今年はアツマーレが完成しました。さらにJ1クラブライセンスも取得できました。感慨深い思いがあるのでは?
「とても感慨深いです。昨日、部屋で1人でゆっくりしている時、すごく幸せな気持ちになりました。こういうことを幸せに感じられるまで、サッカーを続けることができて、このチームにいることができてよかったなという思いに浸りました。ただ、いつまでも浸っているわけにはいかない。これからは責任が大きくなるし、もっとやらないといけないという気持ちに変わっています」

Q.夢はJ1でプレーすることということですが。
「それが20年前に水戸に来た時からの夢ですね。はじめの10年は『J1昇格』なんて口にできるクラブではありませんでした。でも、『口に出せば現実になっていくよ』という話を聞き、積極的に口に出すようにしてきました。ようやくスタートラインに立つことができました。夢ではなくなりました。目標になりましたね。自分がプレーヤーのうちにこのチームでJ1に行くということが明確な目標です。今まで自分にはそこまで明確な目標はありませんでした。ライセンスがなかったので、ぼやけていたところがありました。今回、明確になったことに喜びを感じています。自分自身、年齢は気にしていませんが、そことうまくつき合いながら、自分自身がどこまで行けるか。自分自身、楽しみにしています。納得できるプレーができなくなったら引退するときだと思っています。でも、それはまだ感じていないし、レベルアップしているという実感があります。それをチームに還元できる日が来るまで続けていきたいと思っています」

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