デイリーホーリーホック

村田航一選手コメント「プロになることがゴールではない。チームと一緒に成長していきたい」明治大学体育会サッカー部Jリーグ加入内定選手合同記者会見【ニュース】

【写真 佐藤拓也】

12月6日、明治大学和泉キャンパスにて、同大学体育会サッカー部所属のJリーグ内定選手合同記者会見が開催されました。内定選手は岩佐克弥選手(浦和レッズ)、上夷克典選手(京都サンガF.C.)、袴田裕太郎選手(横浜FC)、小野雅史選手(大宮アルディージャ)、村田航一選手(水戸ホーリーホック)の5名。水戸加入が内定している村田選手のコメントと村田選手に対する栗田大輔監督のコメントを掲載させていただきます。

栗田大輔監督
Q.選手の特徴について。
「1年からけがに泣かされた選手で、リハビリ執行役員なんて呼ぶこともありました。でも、彼に伝えたのはけがをしていてもサッカーはうまくなれるということ。けがをしている時は自分と向き合うことができるし、客観的にサッカーを見ることができる。実際、彼はリハビリをまじめに行ったことにより、充実させることができた。それもあって、4年生になってからは1年間全試合に出場し、チームに欠かせないストライカーになってくれました。村田の特徴は強い体、フィジカルの強さですね。運動量とスピード、そして当たり負けしない体。あとはスタミナを特長としています。まだ粗削りなところもあるので、より正確にプレーできるようになれば、高いところを目指せると思っています」

【写真 佐藤拓也】

村田航一選手
「来季から水戸ホーリーホックに加入することが内定しました村田航一です。大学の4年間を振り返ると、レベルの高い先輩や同期、そして監督やスタッフの方々に成長させてもらい、感謝の気持ちでいっぱいです。大学サッカーで学んだことはサッカーだけでなく、人間として大きくしてもらったこと。大学生活を通して、サッカー部以外の学生と交流ができたし、就職活動もすることができました。社会を知ることによって、人として成長できたと感じています。社会におけるサッカーの位置づけやどれだけサッカーが社会に影響を与えているのかといったことを考えることができました。いい学びがあったと思っています。目標はまだ大学でインカレが残っているので、仲間と一緒に笑って終わりたい。そして来年は開幕スタメンを飾り、自分の得点で1試合でも多く勝利をもたらしたいと思っています」

Q.4年間を通してどういったところが成長したと思いますか?
「サッカーに関しては守備面で成長したと思っています。明治大学はハイプレスをかけてショートカウンターを仕掛けるサッカーをベースとしていて、守備に重きを置いてプレーをしていました。頭を使いながら前線からの守備を行うことができました。人間としては、考えることが増えました。考えて実践し、反省してまた考える。そして実践する。そういうことができるようになりました」

Q.加入内定クラブに決めた理由や決め手は?
「水戸ホーリーホックに決めた理由は自分を必要としてくれたことです。チームは今年過去最高順位を記録しましたが、これからさらに上がっていくチームだと感じました。自分にとってプロになることがゴールではありません。これからもっと成長しないと先はない。なので、チームと一緒に成長していきたいと思っています」

Q.プロの舞台への思いについて。
「幼いころからの夢でした。なので、内定が決まった時、今まで支えてくれた方々に報告できてうれしかったです。でも、ここからがスタート。試合で活躍して、さらにステップアップしていきたい」

Q.明治大学で学んだこと。
「サッカーのレベルが高い選手が集まっている中で切磋琢磨できました。また、社会に触れる場面がたくさんあったことも自分にとって大きかった。プロサッカー選手とは何かを考えることができましたし、組織における自分のあり方についても見つめ直すことができました。リハビリする期間が長く、チームのサポートや応援をする機会も多かった。そこでピッチの中だけでなく、外からもチームに貢献できるということを学ぶことができました。そういった経験はプロになっても生かせると思います」

Q.憧れの選手は?
「大迫勇也選手です。前線でおさめることができるし、献身的なプレーもできる。万能型のストライカーなので、動画を見て参考にさせていただいています」

囲み取材

(残り 1095文字/全文: 2961文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ