【サッカー人気3位】【J1騒乱】[熱論]優勝カウントダウン…

デイリーホーリーホック

「水戸ユース、2019シーズン始動!樹森大介監督、手塚キャプテンが語る今季に賭ける思い」【育成NOW】※無料記事

【写真 米村優子】

トップ昇格選手を輩出し、全てにおいて昨年を越えるシーズンへ

先日20日にトップチームとの初トレーニングマッチで勇姿を見せた水戸ユース。就任8年目を迎える樹森大介監督が率いる新チームがいよいよ始動しました。
昨シーズン、残念ながらトップ昇格を達成した選手はゼロ、主戦場となる茨城県1部リーグも4位に終わりました。
しかし、全国のJクラブのユースチームのNO.1を決めるJユースカップで2年連続ベスト16を飾り、水戸ユース史上初となるプレミアリーグ所属チームに勝利するなど、歴史に名を刻んだ一年でもあります。
一人でも多くのプロ選手を輩出し、チームとして全てにおいて昨年を越える一年を目指す2019シーズン。樹森監督と新キャプテンの手塚文登選手が今季に賭ける思いを語ってくれました。

○樹森大介監督

Q.2018シーズンは、茨城県1部リーグ4位、Jユースは2年連続16強入りを果たし、ベトナム遠征や日本代表U-16とのトレーニングマッチを経験するなど、盛りだくさんのシーズンでした。改めて振り返って下さい。
「全体的に見ると充実した一年だったかもしれませんが、水戸ユースの一番の目的であるトップ昇格が達成できなかったことは残念であり、反省すべき点です。今年はトップに一人でも関われるような選手を育てていきたい思いはあります。リーグ戦に関しては、得点不足という課題が克服されずにシーズンが終わってしまった。Jユースは点が取れて、いい戦いができて、結果に繋がったと思います。それ以外にも海外遠征やブラジルに短期留学したメンバーもいますし、継続して経験を掴むことができたのかなと思います」

Q.今季の目標は?
「一番は毎年変わらず、一人でも多くのプロ選手を育てること。それに伴い、年間通じてのリーグ戦では関東プリンスリーグへの昇格、クラブユースでは全国大会への出場、Jユースのベスト16以上進出を目指します。一試合一試合への積み重ねがプロのチャンスを掴むために必要となってくる。しっかり戦っていきたいと思います」

Q.昨年は1、2年生中心のチーム。ほとんどのメンバーを固定し、攻守で変則的なシステムを採用するポゼッションサッカーを展開していました。今年はどんなチームを目指していますか?
「今年も新3年生の人数は少なく、今の新2年生から多めにメンバーを取っています。毎年1、2年生が多く出ているチームですが、その部分もこれまでのスタイルも特に変わりません。昨年に引き続き、課題である決定力不足、個の部分を高めていきたいです」

Q.監督は育成・普及チームのリーダー(アカデミーダイレクター、育成)を務めています。今後、下部組織はどんなアプローチを試みようとしていますか?
「昨年末の『スカイマーク×茨城空港 サッカーフェスティバルU-11』、夏のホーリーカップなど、日頃経験できないような環境を作ることは継続的に進めていきたいです。こういう積み重ねで、地域の子どもたちが我々のジュニアユース、水戸ユースを選んでくれる割合が増えていることは実感しています。現在、トップチームにいる水戸ユース出身の中川洋介、大原彰輝は地元・茨城出身ではないんです。数年後、水戸ユース経由で地域出身のトップ昇格できる選手が生まれれば、こういう取り組みが実った証となると思います」

Q.監督から見て、水戸ユース出身の中川選手と大原選手の現状はどのように映っていますか?
「大原は昨年一年目で、慣れるのに精一杯だったと思います。(中川)洋介は勝負の年。そういう位置づけで声をかけていたのですが、残念なことに怪我が多くて、チャンスを掴めずに2年を過ごしてしまった。今年は試合に出ることを考えねばならない。本人もわかっていると思います。もちろんサポートもしなければなりません。彼のようなユース出身の選手が出ることで、現在のユース選手の励みにもなる。頑張って貰いたいです。ちょっとしたきっかけで変われる年頃なので、まずチャンスを掴む努力とアピールをしなければならないと思います。昨年は大原に声掛けすることが多かったですね。『もっと頑張れよ』と。水戸ユース出身の選手はクラブ側もどうにかしてあげたい、しなくてはならない、という目で見てくれている。僕はそういう部分もあるので一番、力が入っているのですが、やるのは本人。結果を残さなければ厳しい世界ですし、将来はない。働きかけや意識に関しては、常に口酸っぱくじゃないですが、定期的にするようにしています。あとは本人が頑張って貰えればと思います。トップチームは高卒ルーキーが少ないので、逆にプラスに考えられれば、思いっ切りやれる環境にある。一番若いという立場は、謙虚というか消極的になってしまう部分もあるかもしれません。でもプロの世界ですから、もっと自分を出していかなければなりませんね」

○手塚文登キャプテン(3年・DF)

Q.昨シーズンを振り返って下さい。
「チームとして一年を通してみると、苦しいシーズンでした。リーグ戦では思うような結果が出なくて苦しみましたが、最後のJユースカップではチーム一丸となって戦うことができた。前年と同じようにベスト16まで行けたのは良かったかなと思います。京都サンガFC・U-18というプレミアリーグの相手に勝ったことは、水戸ユース史上初のこと。歴史に名を残せたかなと思います。個人としてはチームの勝利に貢献できる場面が少なかった。ですので、今年は自分が最高学年としてチームを勝たせられる選手になりたいと思います」

Q.今季の目標をお願いします。
「まずはクラブユースで全国大会出場、リーグ戦で優勝して関東プリンスリーグに参入、Jユースではベスト8以上を目標にやっていきたいと思います。全てにおいて昨年を越えたいと思います」

Q.新キャプテンとして、どんなチームにしていきたいですか?
「年々積み重ねていった水戸ユースのサッカーをもっと質を磨き上げて、スタイルを確立させて、今まで以上の結果を出せるチームにしたいです。チーム全員が一丸となってやること。まとまりが大事です。練習から全員でやっていけるように、3年を中心に引っ張っていきたいです」

(米村優子)

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ