デイリーホーリーホック

「トップと同じくリーグ戦首位の水戸ユース。クラブユース関東大会初戦を完封勝利!」【育成NOW】※無料記事

【写真 米村優子】

J2リーグで唯一負けなしで首位をキープしている水戸ホーリーホックですが、リーグ1位なのはトップチームだけではありません。
茨城県1部リーグで戦う水戸ユースも現在1位と好調なスタートを切っています(4月23日時点)。
その水戸ユースが4月21日、水戸市河和田町にあるツインフィールドで「第43回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会関東大会」の初戦に挑みました。

【写真 米村優子】

クラブユース選手権はJクラブ、地域のクラブの頂点を決める大会。水戸ユースはこれまで今大会で関東を突破したことはなく、全国出場は長年の悲願の一つとなっています。
関東予選ではA~Hの8グループ、各5~6チームが総当たり戦を行い、6チームの場合は上位3チーム、5チームの場合は上位2チームが決勝トーナメントへと進出できます。
水戸ユースが所属するFグループはブリオベッカ浦安(千葉)、エスペランサ(神奈川)、アローレ八王子(東京)、アイデンティみらい(茨城)の5チーム。大事な初戦は神奈川県のエスペランサとの対戦となりました。

【写真 米村優子】

水戸ユースは統率のとれた攻守でストロングである左サイドから攻め込み、開始10分でMF北原遥一選手(1年)が先制点を奪って勢いが生まれます。
主導権を握ると、23分はカウンターからMF松本康平選手(3年)、その2分後には再び左サイドからの展開でFW高野晴輝選手(3年)が立て続けに得点。
相手の隙きを突いて猛攻を仕掛け、前半の内に3点を引き離します。
続く後半、相手が堅守速攻へとプランを変更。引いた相手に対して、サイド、中央と波状攻撃で崩しにかかるも、ゴールを割れず。そのまま3-0で完封勝利を収めました。
樹森大介監督は「いつも通りに戦えた前半は得点できましたが、後半は引いた相手を剥がせず、物足りなさを感じました。課題を残りましたが、これから成長していければと思います」と語っていました。
手塚文登キャプテン(3年)は「立ち上がりから100%で挑んで、日頃練習しているサイドからの崩しの成果も出ました。3人目の動きをもっと増やして、堅守のチームにも得点できるようにしたいです」と課題を口にしていました。

【写真 米村優子】

全国の切符を賭けて、順調な滑り出しの水戸ユース。
今後のクラブユース関東予選の日程は、4月27日にブリオベッカ浦安、4月30日にアイデンティみらい、5月2日はアローレ八王子戦が行われます。なんと全て13:15からツインフィールドでキックオフ。
GWでお休みの方は、水戸ユースの応援に駆けつけましょう!

【写真 米村優子】

○樹森大介監督
Q.クラブユース関東予選の初戦を完封勝利で飾りました。
「相手チームはカテゴリーが下だったので、『しっかりいい勝ち方をしよう』『日頃対戦できる相手ではないので、緊張感を持ってやっていこう』と選手たちには伝えていました。普通にいつも通りに戦えて、前半から得点できたと思います。ただ後半はもっといい形を作ろうと挑んだのですが、結果はゼロだったので課題が残りましたね」

Q.後半は引いた相手に対しての突破が出来ませんでした。
「リーグ年間通じての課題です。今年は特に守備は無失点でやっていこうとこだわってやっています。その中でどうやって剥がしていくか、最後の突破の所で克服するよう挑んだのですが物足りなさがありました」

Q.リーグ戦でもトップチームと同じく首位をキープ中で、順調な滑り出しです。
「まだまだこれから成長していかなければならないカテゴリー。チームと共に選手も成長していかなければならないと思っています」

【写真 米村優子】


○手塚文登キャプテン(3年・DF)
Q.3-0で完封しました。今試合を振り返って下さい。
「サイドから崩すということをいつも練習しているので、その成果が出たと思います。まだ全国に出たことがないので、それを最低限の目標としてやっています」

Q.前半は水戸がゲームを掌握しました。
「立ち上がりから100%で行こうと話していました。いい形で前半の内に3点取れたのは良かったと思います」

Q.後半は相手が引いてきました。どう打開しようと考えながらプレーしていましたか?
「引いた相手を崩すのが昨年からの課題。3人目の動きをもっと増やして、そういう相手に対しても得点できるようにしたいと思います」

Q.リーグ戦も首位と好調です。
「練習から3年生を中心としていい雰囲気でやれています。強みであるサイドの突破もハマっていることも、結果がついてきている理由だと思います」

【写真 米村優子】

(米村優子)

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