【サッカーパック人気2位】 「プロになりたい。マリノスに戻れたら一番うれしい」 マリノスユース出身…

デイリーホーリーホック

「冨田大介氏、現役引退およびCRC(クラブリレーションコーディネーター)就任記者会見全文」【ニュース】※無料公開

【写真 水戸ホーリーホック】

10月6日、第35節大宮戦前にケーズデンキスタジアム水戸で冨田大介氏の現役引退およびCRC就任記者会見が開かれました。そのコメントを全文公開させていただきます。

沼田邦郎社長
「冨田大介がこうして水戸に帰ってきてくれることを非常にうれしく思っています。私は2008年から水戸ホーリーホックの社長を務めさせていただいておりますが、それより前の2000年に現役を水戸でスタートさせました。そして、現役最後を水戸で過ごしました。水戸ホーリーホックをすべて知る男がこうやって水戸に帰ってきて、さらに水戸の力になる。今まで萩原武久顧問と08年からこういう形でクラブを立て直そうとしてきましたが、それ以前のことを知る人間が戻ってきて、このクラブの在り方やこれからのビジョンを一緒に作るために戦ってくれる。非常に心強く思っています。また新しい水戸ホーリーホックの歴史が刻まれるのかなと期待しております」

西村卓朗GM
「今、代表の沼田からも話がありましたが、クラブの歴史を知るこれだけのキャリアがある選手がこうやって戻ってきてくれたことをうれしく思っています。クラブリレーションコーディネーターという役職にイメージが沸きづらいところもあると思います。前提としましては、クラブの各部署、事業面、強化面、アカデミー、ひいては経営面も含めてかかわっていただき、その関係性を築く役割に期待しています。最近、Jリーグクラブで増えてきた役職ではありますが、水戸ホーリーホックにおいても、新たな役職を用意して彼の活躍を期待しているところです」

冨田大介CRC
「本日はお集まりいただき、ありがとうございます。最後にこのチームでプレーできて、引退して、新たな職としてスタートする時にまたこのクラブに必要としていただいたことにありがたく思っています。クラブリレーションコーディネーターという役職ですが、このクラブに前例のない役職でして、これから先、クラブリレーションコーディネーターという役職はこういうものだというものを私自身、クラブと一緒に作り上げていきたいと思っております」

質疑応答
Q.まず、引退について話を聞かせてください。引退を決意したのはいつ頃でしょうか? そして、その理由は?
冨田CRC「昨年このチームと契約満了となり、その後、プレーできる可能性のあるチームが何チームかありました。西村さんからは水戸にそういう立場で戻ってきてほしいという打診をいただきました。でも、事情を話をして、チャレンジさせてほしいということで、可能性を探っていきました。5月末ぐらいにこの先どうするかという思いに変わりまして、カテゴリーが異なるチームからお話もいただき、選択肢がたくさんある中で考えさせてもらいました。そもそも自分がどういう人間であり、これからどういうことを考えて生きていくのかを考えてみようと思い、いろんな人と会ってこの先をどうしようかいろいろ考えました。その中で引退を決断したのは9月28日です。本当に発表の数日前ですね。それまですごく迷いました。一歩をなかなか踏み出せなかったのですが、このクラブからずっと話をいただき、待っていただいていました。そういう部分もありましたし、このチームで現役がスタ
ートして、このチームで終わったということもあったので、このチームのために何かしたいという思いが強くありました。それで9月28日に決断しました」

Q.西村GMに質問ですが、なぜ冨田さんだったのでしょうか?
西村GM「理由は簡単で、彼が水戸ホーリーホックでキャリアをスタートしていること。そして、19年というJリーガーでもなかなかそれだけ長いこと現役を続けられる選手がいない中で、彼はそれだけのキャリアがあるということ。加えて、19年間のキャリアの中で450試合以上出場していること。チームがここから上がっていく中でJ1昇格経験を持っていること。これだけの要素があれば、間違いなく水戸ホーリーホックに有益な人材になると思っています。また、彼の情熱やサッカーを追求する姿勢ですよね。そこに感銘を受けていますし、彼が戻ってくれば、クラブのさらなる発展が望めるだろうと思ってアプローチをし続けました」

Q.数か月間返事を待ったんですね。
西村GM「昨年の契約の時に話をしました。その後にもクラブとしていろんなポジションの可能性を打診してきました。迷っていたと思うんですよね。プロサッカー選手を19年やってきて、まだまだやれた可能性はあったと思います。その選手心理も分かっていたので、丁寧に話を重ねながら、9月28日に返事をいただくこととなりました」

Q.クラブリレーションコーディネーターという役職が必要だと感じたのはいつ頃でしょうか?
沼田社長「それは西村と以前から話をしていて、冨田大介の名前が挙がっていました。クラブ25周年で新たな一歩を踏み出す、また、J1クラブライセンスを取得して、次へのステップを踏み出すためにも、選手とクラブをつなぐ存在、スポンサーさんとクラブをつなぐ存在、地域とクラブをつなぐ存在が必要だと感じていました。総合的にこういう人材がいいという話をする中で冨田大介の名前が挙がり、西村から相談を受けていました」

Q.クラブリレーションコーディネーターの具体的な役割は?
西村GM「冒頭でも少し申し上げましたが、事業面、強化面、アカデミー面、すべての部署に関わっていただき、その状況を正確に把握してもらいながら、今までの知見を含めて彼の考えを積極的に採り入れていきたいと思っています。事業、強化、アカデミーだけでなく、経営面においても、いずれは意見をもらいたいと思っています。さらに、非常に大きく役割として期待しているのは、この地域に眠っている可能性や歴史を踏まえて、この地域で水戸ホーリーホックが戦う理由を明確に示していきたい。彼は2000年から水戸にいますし、大学時代も茨城県で過ごしていますし、やはりこの地域のことをよく理解していますし、地域の移り変わりも知っている。なので、この地域の可能性をさらに掘り起こして、この地域の方々に誇りや愛着を持ってもらえるようなクラブづくりをしていきたい。その部分でより強くけん引してもらいたいと思っています」

Q.サポーターに向けてメッセージをお願いします。
冨田CRC「契約満了が出た時点でそのまま引退を発表するのが普通なのかもしれませんが、自分のわがままな部分もあるかもしれませんが、自分の思いに忠実に自分が今までやってきたことを考えながら過ごしたいと思っています。この時間はすごく有意義だったと思っています。とはいえ、なかなか自分の状況を発表できないもどかしさもある中でみなさんにご心配していただいたところがあると思いますが、こうやって発表できたことで肩の荷が下りたなと思っています。先ほども言いましたが、前例のない役職を作っていただき、就任させていただきました。本当にありがたく思っています。水戸が大きく変わっていく変革期の中で、西村GMをはじめ沼田社長もクラブの関係性を高めることを必要としていまして、私が選手として経験してきた中で現場とフロントとの関係をいろいろ見てきました。そこをつなげる役割だったり、選手目線で見てきたことや感じたことをアドバイスして伝えたり、一体感を持てるような関係性を作れるようにしていきたいと思っています」

Q.今日は水戸と大宮の古巣対決です。縁を感じますか?
冨田CRC「引退を決めるにあたって、自分の中でこの試合のことは頭にありました。もしかしたら、ここが引退をするタイミングになるんじゃないかなと頭の片隅にありました。いろいろ考えて、この試合は引退を決めることになった要因の一つとしてあると思います。水戸ホーリーホックで引退した際には水戸サポーターに話をすることはできるのですが、それ以外の在籍したクラブのサポーターに直接話をする機会はなかなかないと思うので、この日をそういう場に迎えられたことをうれしく思っています」

Q.サポーターにどういうことを伝えますか?
冨田CRC「このチームで大卒でキャリアをスタートして、当時は練習場を転々としたり、練習着がなかったり、観客がすごい少ない試合もあった中で当時からずっと応援してくれるサポーターもいると思う。そういう方々の思いを大事にしないといけないと思いますし、今こういう状況にあるということはサポーターのみならず、いろんな方の思いが紡がれたからだと思っています。その方々に対して、あらためて感謝の気持ちを伝えたいと思っています。報告が遅くなってしまったことに対して申し訳ない気持ちもあります」

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック