デイリーホーリーホック

「練習前に全フロントスタッフが激励のあいさつ。さらに強固になるクラブの一体感」【コラム】※無料記事

【写真 佐藤拓也】

リーグ最終戦週最初の練習が行われた11月19日。練習前のグラウンドにはいつもと違う光景がありました。フロントスタッフが全員グラウンドに入り、選手たちに向けて激励のあいさつを行ったのです。週初めのトレーニング前にはその節の「サンクスマッチ」を開催するパートナー企業の営業担当者が説明するのが恒例となっていますが、こうやってフロントスタッフ全員がグラウンドに来るのははじめてのこと。最終戦に向けてのクラブ全体の熱い思いを感じることができました。

まず、第42節岡山戦が「ケーズデンキスペシャルマッチ」として開催されることから、営業担当者からその旨を説明。次に冨田大介CRCから前節鹿児島戦での感想を選手たちに伝えました。ただ、試合を見た感想を述べたわけではありません。応援ツアーに同行して鹿児島に行った冨田CRCは試合をサポーター席で観戦。そこで会話したいろんなサポーターの思いを代弁して選手たちに伝えたのです。冨田CRCが実際に直接聞いた話だけにリアルに選手たちに伝わったことでしょう。まさに関係をつなぐ役割を果たしてくれました。

【写真 佐藤拓也】

最後に小島耕取締役から岡山戦に向けてのフロントの動きに説明。1万人以上の観客を集めるために様々な取り組みを行うことを選手たちに伝え、そしてクラブとしてはじめてJ1昇格の可能性を残したまま最終戦を迎える状況を作ってくれた選手たちに感謝の気持ちを述べていました。

「クラブとして最終節、プレーオフまで届く展開はこれまでなかったという話をされました。もちろん僕ら自身もチャンスがある所に居る幸せを感じています。その楽しみな感じ、不安な感じ、色んな気持ちを抱えながら出来ていることはすごく良いことだと思います。フロントも選手も同じ方向を向いているのは嬉しいことだと思いますね」と前寛之選手。今季築いてきたチームとフロントの一体感がさらに強固なものとなったことは間違いありません。リーグ最終戦、クラブ一丸となって勝ちましょう。そして、クラブにかかわるすべての人の力で次のステージに進みましょう。

【写真 佐藤拓也】

(佐藤拓也)

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ