デイリーホーリーホック

片野翔大マーケティング戦略担当インタビュー「デジタルマーケティングが水戸ホーリーホックを変える(前編)」【インタビュー】

【写真 佐藤拓也】

2019年、過去最高の戦績をおさめたチーム同様、
フロントも過去最高の結果を残した1年だった。
過去最多の観客数を記録し、売り上げも昨年比約20%増。
推し進めてきたフロント改革が数字になって表れたと言える。
ただ、チームの変化と比べてフロントの変化は見えにくいもの。
ということで、フロント改革のキーパーソン3名にインタビューを実施。
最後は、今年東京ヤクルトスワローズから水戸に“移籍”してきた片野翔大マーケティング戦略担当に話を伺った。

やらなければならないことを愚直にやっていきたい

Q.スポナビや東京ヤクルトスワローズなどスポーツマーケティング業界で実績を残してきた片野さんが『なぜ水戸に!?』と驚いている人が多いです。今までいろんな方に聞かれてきたと思いますが、あらためて水戸に来る経緯と水戸を選んだ理由について教えてください。
「大学生の時からサッカーのビジネスに関わりたいと思っていました。その中の職業の選択肢として、まずJリーグ関係のマーケティングの仕事からはじめました。そこからメディア界で仕事をしたのちに東京ヤクルトスワローズで働きました。野球を選んだ理由はサッカーよりも大きなビジネス規模のプロ野球が興行としてどのように成り立っているのかを勉強したかったんです。2シーズン働いたところで、サッカーの業界に戻りたいなと思っていたタイミングで市原(侑祐)君から声をかけていただいたんです。以前から水戸が変革期にあるという話を聞いていましたし、しかもチャレンジ精神を持って取り組んでいるのが市原君1人でなく、会社全体から出ていることがものすごく伝わってきたんです。そのチャレンジに今まで僕が経験したことで貢献できるのではないか、むしろ、貢献したい!という思いが強くて、水戸ホーリーホックに入ることを決めました」

Q.実際に水戸に来てみていかがですか?

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