J2第2節ザスパクサツ群馬戦「4カ月の時を経て、夢への戦いがまたはじまる。“思い”を爆発させて、ダービー勝利をつかめ」【プレビュー】
「自分のためだけではないサッカーがこれからは待っている」
6月27日にリーグ再開――
Jリーグが発表した翌日の選手たちの表情を忘れることはできない。選手たちの体からは「試合ができる喜び」がにじみ出ていた。動きの一つ一つに充実感がみなぎり、いよいよ戦いがはじまるという緊張感も混じっていた。今までに見たことのない選手たちの表情がそこにあった。
第1節終了後からリーグは中断。4月中旬からはチームの活動自体が停止となった。幼少期からサッカーをしてきた彼らにとって、これだけサッカーから離れる経験ははじめてのことだろう。サッカーができないことにストレスを感じずにはいられなかったはずだ。しかし、取材をする限り、誰一人、この状況に対して不平や不満を漏らす選手はいなかった。「仕方ないと割り切った」と選手たちが声を揃えるように、現状をしっかり受け入れ、その状況下でできることに集中して取り組んできた。「自分にとっていい時間になったと思います」。この中断期間をポジティブにとらえ、有効に時間を使えたと充実した表情で話す選手の多さに驚かされた。
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