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デイリーホーリーホック

「『挑戦を続けることの大切さ』 水戸OBで茨城県警察官の石神幸征さんが中学生に講演」【HHレポート】※無料記事

【写真 米村優子】

水戸OBで茨城県警察官の石神幸征さんが7月20日、潮来第二中学校(潮来市新宮)の中学総体の代替大会「運動部活動交流会」、文化祭や芸術祭に参加する生徒らを送り出す壮行会で「挑戦を続けることの大切さ」と題して講演会を開きました。

1990年生まれ、静岡県出身の石神さんは名門・藤枝東高、筑波大を経て、2012年から2016年までの5年間、水戸ホーリーホックに在籍。
J2屈指のボール奪取能力を持ち、その才能が高く評価されていたディフェンダーでした。
その後はJ3・ガイナーレ鳥取で活躍し、2017年に現役を引退。
そして2018年からアマチュア選手として茨城県社会人サッカーリーグ2部所属の日立プライドに加入し、同年、茨城県警察に採用されました。
ホーム戦のスタジアムイベントには警察官の立場で度々訪れ、「大学、プロ時代とお世話になった茨城県民の皆さまの目線に立って寄り添い、一日でも早く恩返しをしていきたい」と語っていた石神さん。
2020年1月から行方警察署地域課に配属され、現在は潮来第二中学校の正門前の潮来市新宮交番に勤務しています。

今年は新型コロナウィルスの影響で中学総体が中止となった特別な年。
五喜田満校長は、「怪我にもめげずにJリーガーから警察官に転身した石神さんの不撓不屈の精神に満ちた前半生、生き様を生徒の胸に刻んで欲しいと思いました」と講演を依頼したと言います。

石神さんは、2013年のホーム京都戦で決めたJ初ゴールシーンなど、ホーリーホック時代の映像を交えて自身のプロフィール紹介からスタート。
警察官になった経緯について、プロ選手時代の苦難とサポーターとの交流が大きく影響し、「レギュラーに定着しつつあったプロ3年目で大怪我に遭い、ピッチに立てない日が続く中でも、『待っているよ』とサポーターが応援の声や手紙をくれた。それからプロとしての存在価値を考えた時、『個人のスキルアップ+人を楽しませる、笑顔にする』が大事なのだと気付いたんです」と石神さん。
セカンドキャリアを歩む際も、人を笑顔にする仕事に就きたい想いが芽生え、その結果、安全安心を守ることで、「人を笑顔にできる」警察官への道を選んだと明かしていました。

【写真 米村優子】

そして参加した160人の生徒達に「実際は失敗を恐れたり、苦労することを面倒に感じてなかなか挑戦に踏み出せない人が多い。でもいつの時代も果敢に挑戦を続けた人が成功しているのは事実。挑戦できないことに悩んでいる人に、挑戦するぞ!という気持ちを持ってもらえたら嬉しいです」と4つのポイントを紹介。

まず、自分が成長するために「目標に向かって努力する大切さ」、目的意識を持って気付きを得る「行動することの大切さ」、失敗の理由が分かりやすく、次に効率良く進みやすい「一生懸命やることが一番の近道」とアドバイス。
「学ぶこと」では、「学ぶことで失敗の範囲を小さくすることができる。失敗なしに成功は生まれない。成功と失敗は2本の分かれ道ではなくて、1本道の失敗の向こう側に成功がある。つまり挑戦を続ける限り、失敗はする。だから目標に向かって、挑戦して欲しいです」と力を込めていました。

そして最後に「駐在での現在の目標」について、新型コロナの影響で分散登校になっていた事を失念して、早朝から張り切って立哨活動をしていた失敗談を明かしながら、「地域の皆さんの想いを聞き入れながら、安心安全を見守り、共に成長していければと思っています。これからもよろしくお願いします。最後の試合、発表会を笑顔で迎えられるよう、駐在から見守っています」と微笑むと、最後は「ファイト!」と生徒らにガッツポーズ。
生徒らから盛大な拍手に包まれる中、幕を下ろしました。

石神さんと同じ左サイドバックでプレーするサッカー部の仲田昊聖(こうせい)さん(3年)は「特に『目標に向かって努力することの大切さ』は、今回総体がなくなって痛感した事。試合に挑む際、どう緊張せずに入れるかなど、メンタル面の話などもっと色々と聞きたいなと思いました」と元Jリーガーの言葉が響いたようでした。

今でも共にプレーした細川淳矢選手や本間幸司選手と交流があり、試合をチェックしているという石神さん。
今年の水戸の印象について「秋葉(忠宏)さんは選手時代のヘッドコーチで一緒にやっています。どういうサッカーをするのか楽しみにしています」と期待を寄せていました。
警察官とJリーガー、立場は違えど、地域を笑顔にする目的は同じ。
これからも地域のために、それぞれの道で挑戦を続けていくことでしょう。

【写真 米村優子】

(米村優子)

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