デイリーホーリーホック

J2第26節松本山雅FC戦 「徹底した水戸対策に屈せず、半歩前進のドロー」【レビュー】

【写真 水戸ホーリーホック】

セルジーニョをどう消すか

「(村田)航一、行くな! 待て!」
20分過ぎ、ンドカ・ボニフェイスの声が響いた。

守勢を強いられた前半。「(松本の)セルジーニョ選手の消し方が悪かった」(秋葉忠宏監督)ことが大きな原因となっていた。松本は水戸を分析し、徹底的に対策を練ってきていた。その一つが松本の攻撃の要であるセルジーニョへの配球に表れていた。水戸の生命線はハイプレス。しかし、それを逆手に取って、ハイプレスをかける瞬間にできる、中盤と最終ラインのギャップにセルジーニョを配置。特にハイプレス時に力を発揮する村田がいるサイドでセルジーニョにボールを入れられ、攻撃の起点を作られたことにより、後手に回ることとなった。

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