デイリーホーリーホック

「総勢16名の芸術家の卵が参加 笠間高校美術科のイラストで選手紹介」【HHレポート】※無料記事

【写真 米村優子】

10月21日のホーム山形戦で、茨城県立笠間高校美術科の生徒が描いた選手のイラストを使用したユニークな選手紹介が実施されました。
試合直前、大型ビジョンにDJコールと共に、可愛らしくデフォルメされたデジタル画から写実的な水彩画までバラエティー豊かな選手イラストが次々と披露され、一風変わった選手紹介はスタジアムを沸かせました。

【写真 米村優子】

イラストを描いたのは笠間高校美術科の1、2年生。長年のサポーターから今回初めてホーリーホックの存在を知ったという生徒16名が参加しました。
今回の企画はホーリーホック側から打診があり、美術科主任の玉田壮教諭は「生徒は普段から人物画を描いていますし、当校に美術科があることをサッカーファンに知ってもらう良い機会だと思いました」と快諾。
全選手、監督の顔写真を並べて、各生徒が描きたい人をフィーリングで選び、一人1~4枚を担当しました。

【写真 米村優子】

父親の影響で小学生の頃からスタジアムに通う小森奏依さんは本間幸司選手、牲川歩見選手、アレフピットブル選手、乾貴哉選手の4人を担当。どれも各選手から放たれるオーラまで表現した意欲作です。
「ホーリーホックのサポーターなので、今回の企画を聞いた時、『えっ!マジか!本当に!?』とテンションが上がってしまいました。小さい頃、駅でバッタリ出会った本間選手と一緒に写真を撮って貰ったこともあるんです。今回はシンプルに好きな選手らを選んで、デジタルならではの味を出し、背景も目立つようにしてみました」と笑顔。
松崎快選手を選んだという金子希颯さんは「髪型が自分の描き癖に合っていて、単純に描きやすそうだなと思いました。あの大型ビジョンに表示されると考えると嬉しさよりも緊張が勝ってしまいますが、松崎選手に頑張ってもらいたいです」と可愛らしいタッチのイラストで表現しました。

【写真 米村優子】

佐藤邑花さんは、水彩画を用いて住吉ジェラニレショーン選手、森勇人選手、平塚悠知選手、秋葉忠宏監督の4人をセレクト。
「顔の系統がバラバラになるように選んで、顔写真だけでイメージを膨らませて一枚あたり半日ぐらい掛けて描きました。リアルに描くのが難しかったですが、描いた皆さんが気に入ってくれると嬉しいです。当日、どの選手が出るかわかりませんが、監督は絶対に出るので、率先して選びました(笑)」。
小野寺希羽さんは河野諒祐選手をあの人気サッカー漫画のタッチに寄せて表現。
「やはりサッカーと言えば、キャプテン翼。河野選手は熱そうなイメージを受けたので、髪の色を少し赤くして、メラメラと燃える感じを出しました。試合に出場されるのが楽しみです」と初スタジアム観戦を満喫していました。

【写真 米村優子】

サポーターからも大好評だった同企画。芸術家の卵たちは地元のプロスポーツとの出会いによって、フレッシュな感性を磨く機会となったことでしょう。

(写真左から)笠間高校美術科の小森奏依さん、金子希颯さん、佐藤邑花さん、小野寺希羽さん
【写真 米村優子】

(米村優子)

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