デイリーホーリーホック

J2第40節FC町田ゼルビア戦 秋葉忠宏監督「町田の強いメンタリティーを上回るだけの執念、クオリティーを出し切れなかった」【コメント】

「非常に我々らしく非常にアグレッシブに相手を揺さぶりながら、なんとかゴールに迫ろうとしましたが、町田さんの思い、ホーム最終戦だったり、前回0対4で負けている悔しさだったり、長くチームに在籍する選手がクラブを離れるということで、レジェンドになるようなそういう選手たちをいい形で送り出そうというような強いメンタリティーを感じられたゲームでした。残念ながら、我々がそこを上回るだけの執念なのか、クオリティーを出し切れなかったなという感想です。

ただ、言ったように、最後まで選手たちは走りましたし、戦いましたし、最後までゴールをこじ開けようという強い気概を見せながら、ゴールに迫ったことは非常に僕としては誇らしかったです。選手たちのたくましさや成長を強く感じられました。欲を言えば、最後ゴールをこじ開けるだけのクオリティーやボックス内にボールを入れる強引さを出したかった。前半から後半のように早いテンポでボールを動かせれば、ジャブのように効いて、後半もっと相手の足が止まって、もっと穴が開いただろうなと。残念ながら、前半の方が少しだけテンポがゆっくりになってしまった。相手がどこを狙って守備をしてくるのかを察知してボールを動かそうということを僕が刷り込みすぎてしまったために考えすぎてしまったのかなと。もっと後半のように、相手がいようがパスの出し入れをしたり、遠い方の足につけたり、パスの強弱を使いながら、相手を食いつかせるような出し入れがテンポよくできていれば、後半はもっと楽にゴール前まで行けたかなと思っています。そこは少し改善しないといけない。

あとはゴール前の強引さ。最後、中山仁斗とピットブルの2トップにしたからこそ、もっとラフにボックス内にボールを入れたら、事故が起きたかもしれない。交代選手の特性をとらえて、サッカーを変化させることができれば、手をつけられないような、お互いのよさを生かし合えるレベルの高いチームになれるなという印象です。ただ、言った通り、素晴らしいプレーを見せてくれましたし、最後まで戦う姿勢、特にゴールを奪いに行く執念を見せてくれました。中2日で我々のホーム最終戦があります。琉球相手にそういうところを出して、短い時間ですが、気持ちと体をしっかり作って臨みたいと思います」

Q.前半テンポのいいパス回しができなかったところで、特に右サイドでサイドバックを押し出せていませんでした。そこの連係に関しては?

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