デイリーホーリーホック

沼田邦郎前社長インタビュー(前編)「『クラブは誰のものか』を一番に考え続けた12年。クラブの買収を断る判断をした時が一番苦しかった」【インタビュー】

【写真 佐藤拓也】

08年から水戸ホーリーホックを引っ張ってきた沼田邦郎前社長。
幾多の経営難を乗り越えながらも経営を安定させた12年間があるからこそ、今の水戸ホーリーホックがあると言っても過言ではない。
社長時代を振り返りながら、社長交代を決断した理由、そして、これからの水戸ホーリーホックに期待することについて、話を聞かせてもらった。

攻めの経営ができる状況で次の人に託そうと考えていた

Q.社長を退いて半年近く経ちますが、今の心境は?
「自分自身は一線から引いて、肩の荷が下りたように感じています。気も楽になりましたね。でも、これからクラブとどう関わっていくかが難しいと感じています。代表を外れて、次の人に託した状況で、どのように関わるのか。もしくは、まったく関わらない方がいいのか。大事なのは小島社長やスタッフたちが一番やりやすい環境を作ること。そこはいろいろ考えています」

Q.まったく関わらないのも難しいのではないですか?

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