デイリーホーリーホック

J2第32節SC相模原戦「壮絶な打ち合いを演じるも勝ち切れず。“やるべきことをやらなかった”ことがすべて。3失点目がその象徴」【レビュー】

【写真 水戸ホーリーホック】

「この試合を振り返るのには時間がかかる」(高木監督)

89分、スルーパスに抜け出した山根永遠がフリーでシュートを放つも、ボールはポストに弾かれて、ゴールを決めることはできなかった。

だが、ゴールへの執念を切らすことはなかった。直後のスローインからのプレーで中山仁斗が左サイドゴールライン沿いで体を張ってボールをキープ。かろうじて残したボールを大崎航詩が引き取った。ゴール前に人数をかける相模原の守備に跳ね返されながらも、大崎、松崎快が一歩も引くことなく、ボールへのアプローチを繰り返して怒涛の進撃を試みる。そして、ゴール前に入れたクロスのこぼれ球を奥田晃也が冷静にゴールに流し込んだ。

形は違えども、前節終了間際に見せたカウンターと同じようなスタンスを出し切って、勝利をグッと引き寄せる勝ち越しゴールを奪ってみせた。

しかし、勝ち切ることはできなかった。90+3分、左サイドを突破されて上げられたクロスを村田航一がクリアミス。そのボールをゴールに流し込まれて、土壇場で同点に追いつかれて、勝利を逃すこととなった。

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