デイリーホーリーホック

「5名の選手が地域で活躍する人々と共に、地元高校生の進路選択をアシスト」【HHレポート】※無料記事

【写真 米村優子】

11月12日、城里町春園の茨城県立水戸桜ノ牧高校常北校で「令和3年度常北校2学年キャリア探求プログラム」が開催。
地域のさまざまな業種で働く人々に高校生が直接インタビューをして、主体的な進路選択に活かす特別講義を、藤尾翔太選手、黒石貴哉選手、三國スティビアエブス選手、山田奈央選手、岡本將成選手がアシストしました。

【写真 米村優子】

今回、地域で活躍する社会人として参加したのは、地域の「食」を支えるお茶の高安園、「生活」は茨城交通株式会社、「魅力発信」は地域おこし協力隊、「ものづくり」は株式会社加藤木木工。そして「夢をつくる」では、クラブを代表して水戸ホーリーホック広報の土屋由実さんが登壇しました。
高校生と5名の選手はそれぞれテーマごとに分かれ、グループでインタビューを敢行。地域で働く人々は仕事の特徴や面白さ、高校生の将来への不安や悩みなど、高校生が準備してきた質問に応え、人生や進路選択の道しるべとなりました。
普段インタビューを受けている側の選手は、基本的に高校生のサポート役となり、三國選手は「噛み砕いた質問もすると、互いに打ち解けて、話を聞き出しやすいですよ」と冒頭でアドバイスしたり、黒石選手はビデオカメラの使い方をレクチャー。
ホーリーホックのグループに入った藤尾選手は、熱弁を振るう土屋さんのコメントに補足を入れて絶妙にアシスト。
当然のことながら、選手自身にも質問が飛ぶこともあり、「ものづくり」グループに入った岡本選手は「やりたいことを明確にするのが大事。そしてそれに対して、じっくり時間を費やすこと。みんな17歳!?若いな~!色々チャレンジして下さい!」とエールを送る場面も。
生徒らと最も年齢が近い高卒ルーキーの山田選手は「魅力発信」グループに加わり、「夢に対する興味が素晴らしかったです」と生徒らを称えていました。

【写真 米村優子】

特別講義後、藤尾選手は「改めてチームやクラブを客観的に見ることが出来ましたが、水戸らしい活動を色々としているんだなと気付けましたし、高校生にも僕らのことを多少知って貰えたのではないかと思います。そして、2年前まで生徒側と同じ立場でしたが、見られる立場になった実感が湧きましたね」と振り返り、ホーリーホックのグループに参加した普通科の大座畑優紀さんは「土屋さんや藤尾選手の話は自分にとって奥が深く、質の高い内容で、プロサッカークラブは全国の人々に勇気を与えるとてもいい仕事だなと感じました。今までテレビで見ているだけでしたが、ホーリーホックをすごく身近に感じることが出来ました。今は保育士を目指していますが、社会人になるにはコミュニケーション能力が足りないと思っていたので、オンラインミーティングで社員同士の仲を深める取り組みが印象的でした」と語っていました。
選手らはプロを目指していた頃の初心にかえり、高校生は地域やその中で活躍する人々、ホーリーホックへの好奇心や探究心も刺激されたようでした。

双方に実り多きこのプログラムは全4回開催され、11月25日の最終発表会にも選手らは参加する予定です。

【写真 米村優子】

(米村優子)

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ