デイリーホーリーホック

秋葉忠宏監督シーズン振り返りインタビュー(前編)「みんなでお互いに励まし合って、高め合いながら前進するのが水戸ホーリーホックにはふさわしい」【インタビュー】

【写真 水戸ホーリーホック】

激動のシーズンだった。
4チームが降格するという異例のレギュレーションの中、
選手だけでなく、スタッフ陣も大幅に入れ替えがあり、
チーム始動後はけが人が続出。
4-3-3でスタートするも安定性を欠き、4-4-2に変更。
調子を上げたと思ったら、主力3人がJ1へ移籍。
それだけ様々な“事件”が起こりながらも、
残留争いに巻き込まれることなく、史上3度目の勝ち越しに成功。
昨季よりも勝ち点を伸ばして、10位という成績で終えた。
試練の連続だったものの、チームを前進させ続けた秋葉忠宏監督。
チームマネジメントを中心に、2021年シーズンを振り返ってもらった。

奇跡を起こすためにもファミリーが一つにならないと

Q.まず、昨年からメンバーが大幅に入れ替わったことをどのように受け止めて、今季のチーム作りをスタートさせましたか?
「このクラブの宿命ですよね。1年目も20人が入れ替わりましたし、今年は15人。一から作り直さないといけませんでした。その中で自分には日本代表で指導した経験があったことがチームマネジメントに役立ちましたね。選手が入れ替わるのは仕方がない。その中でどう落とし込んでいくのか、どう選手の特徴を早く把握するのかといったことは代表での経験が活きました。代表ではその都度召集する選手が変わりますし、所属チームの都合やコンディションで来れる選手と来られない選手がいる。その上でチーム作りを行ってきた経験が役立ちました。また、その中でロマンチストとリアリストの2つの顔を持ってチーム作りを行わないといけませんでした。

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