J2第15節FC町田ゼルビア戦 「『前』に向けられなかったベクトル。再度確認したい『ボールゲーム』の概念」【レビュー】
『ボールゲーム』への意志は見せた
試合は0対0のドローに終わった。試合後、秋葉忠宏監督は不満げな表情を見せていた。
「失点0で終われたということはポジティブですし、全員がサッカーの本質である、走るところ、戦うところ、球際やセカンドボール、1対1というところは5連戦の最終戦の一番苦しいところでも存分に発揮してくれていた」
守備には一定の評価を与えたものの、攻撃に関しては厳しい言葉が向けられた。
「攻撃で面白さがまったくなかった」
前半20分までは中盤でのテンポのいいパスワークからチャンスを作り出すことができていたものの、その後は圧力を上げてきた町田のプレスにつかまり、ボールを前進させられず、防戦一方の展開が続いた。粘り強い守備を見せて無失点で切り抜けることはできたとはいえ、「超攻撃的」を標ぼうする水戸らしさは影を潜めた。
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