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「6月5日第20節大宮戦での事象に関する記者会見 小島耕代表取締役社長コメント全文」【ニュース】※無料記事

6月9日、6月5日第20節大宮戦で起きた事象についてのオンライン記者会見が行われました。
第20節大宮戦61分に木下康介選手がゴール裏に設置していたLED看板を蹴り、破損させるという事象が発生しました。木下選手に関してはJリーグ規律委員会で破損状況と懲罰の基準に照らし合わせた結果、1試合の出場停止処分が課されることとなりました。
クラブとしても独自に1試合出場停止を追加という処分を発表。木下選手は計2試合出場停止ということとなります。
また、管理責任者の処分の内容として
・小島耕代表取締役:月次の報酬10% 3か月 自主返納、訓戒
・西村卓朗取締役GM:訓戒、選手教育プログラムの徹底
が課されることも発表されました。

詳しくはこちら
https://www.mito-hollyhock.net/news/p=18959/

小島耕社長
「6月5日の大宮戦において、弊クラブ所属選手である木下康介が大宮アルディージャ様のスポンサー様のLED看板を蹴り上げてしまって破損させるという事象が発生しました。パートナーボードを蹴り上げるという行為は我々サッカー界が支えられている大きな要素であるパートナー企業様に大きく傷をつけると同時に、日本サッカー界、スポーツ界、社会全体に与えるマイナスの影響が非常に大きいと私どもは考えています。Jリーグの規律委員会で処分は下りましたが、選手育成や社会人教育に力を入れていることを標榜しているクラブにとって、今回の木下選手の行為は非常に重い行為だと考えました。試合の翌日の月曜日に臨時取締役会を開き、1度の取締役会では結論は出なかったのですが、数回取締役会を開催しまして、選手だけでなく、管理責任者である私と常任の取締役でGMを兼任している西村への処分を決定した次第であります。ピッチ上における選手の愚行に関しましては、管理責任者も責任を負うべきだという私の考えのもと、取締役会にはかり、決議をいただいた次第であります。

大宮アルディージャ様、ファンサポーターのみなさま、行政関係者のみなさま、地域で支えていただいているみなさま、パートナー企業のみなさまに対して、心よりお詫びを申し上げたいと思っております。

木下選手本人は非常に深く反省をしております。試合から4日が経ちますが、態度も言葉も反省の意を見せてくれています。昨日からクラブ独自の研修プログラムを本人に課しまして、非常に前向きに取り組んでくれています。復帰後、しっかり活躍することによって、今回の行為に対して名誉挽回をしてもらいたいと思っています。クラブも同様に今回のことを機にしっかりと襟を正し、しっかりとしたクラブ運営を行っていく所存であります」

Q.経営陣にも処分が下されたのはなぜ?
「今回、我々経営陣に処分を下すということは、取締役会においても、外部の有識者の方、我々の顧問弁護士等々にも相談をして決定をしました。リーグの過去の事例を踏まえると、『重い』という意見も多々ありました。ただ、これに関しては、先ほど申し上げた通り、選手育成や社会人教育の徹底を特長として日々運営しているクラブにとって非常に重い行為だと考えました。ですので、私と西村より取締役会に処分を申し出ました」

Q.木下選手に課している研修プログラムとは?
「選手を謹慎させるのではなく、反省を行動で表せるように、研修プログラムを課しました。まず、昨日練習前のミーティングに現れまして、所属選手の前で頭を下げ、しっかり謝罪をしておりました。その後、クラブのフロントの各部署の業務を4日間にわたって体験させるということをしています。今日が2日目になりますが、事業や営業といった職を体験して、その経験を文章にしてクラブに提出するように伝えてあります」

Q.最後に一言お願いします。
「あらためて、今回の件に関して、お詫びを申し上げます。社会におけるマイナスイメージを植え付ける事象を起こしてしまったことに対して、クラブ全員が自分事として大いに反省しております。過去は変えられないですので、未来をしっかりと素晴らしいものにするべく、活動してまいりますので、引き続き、ご指導、ご鞭撻をよろしくお願いします」

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