横浜本牧フットボールマニアックス

浅川「10点で終わりかと思われたくない」シュタルフ監督「チーム力の勝負」首位とのリベンジマッチ、北九州戦に向けて【J3第28節・vs北九州】

2019年10月24日 横浜
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

リーグ最少失点の守備を持つ彼らは、しっかりと点も獲れる。6月の三ツ沢もそうだった。YS2失点をし0点に抑えられた。またお互いに隙を与えず、隙を突く戦いになる。YSは来る日に向けて集中力を高め、攻守の切り替えを磨き上げていた。

次節の相手は北九州、リベンジの機会である。そして、首位を叩く機会である。

▼NEXT MATCH
2019明治安田生命J3リーグ 第28節
ギラヴァンツ北九州 ― Y.S.C.C.横浜
2019年10月27日(日)14:00 ミクニワールドスタジアム北九州

 

▼効果的な守備、効果的な攻撃を

シュタルフ悠紀リヒャルト 監督

シュタルフ 1位のチーム、それがすべてを物語っています。ここまでシーズンを戦ってきて一番安定して戦えているので1位にいる、だから強い。簡単に言えば北九州はそういうチームです。その彼らからまず必ず点を獲りたい。最少失点のチームですので守備は硬いですが『前期よりもいい結果を』とやっていますので、前期にゴールを獲れていない相手から必ずゴールネットを揺らしたい。2-0で負けた相手に一丸となって、アウェーでリベンジしたいと思います。真っ向から挑んで、自分たちのサッカーでしっかりと勝ち点をもぎ取ってきたいと思います。

――前回の対戦後、サイドを警戒していたとお話しされていましたが、今回もサイドの攻防がカギとなるとお考えでしょうか?

シュタルフ そうですね。ただ、ここ最近の北九州のサイドには前回の対戦した時に出場をしていない選手が試合に出ています。ですので前期の対策とは異なる部分があると思いますが、いずれにせよ両サイドの選手がキーマンになりますので、サイドのデュエルやマッチアップが勝敗の分かれ道になると思っています。僕らはチーム力の勝負だと思っていて、効果的というキーワードで練習に取り組んでいます。効果的に守備をして奪ってからのカウンターや速い攻撃が求められると考えています。リーグ最少失点は伊達じゃないので守られると崩すのは難しい。一瞬の隙を突けるのか、少ないチャンスをしっかりとゴールに結びつけることがキーファクターにもなると思っています。たくさんのチャンスがあった前節の岩手戦とは全く違うゲームになると思っています。

 

▼今が一番楽しい、YSのサッカーが楽しい

浅川隼人

浅川 前期に0-2だったので守備は硬いですし、攻撃も鋭くて一番強いという印象があります。だからこそ0得点だった分必ず得点をして0失点で抑えて、自分たちが成長した姿を魅せたいと思っています。今、進(昂平)と得点とアシストで並んでいますので、お互いに得点をして2-0でやり返したいと思っています。

――前節の岩手戦後のお見送りの時、うれしそうな顔をしていたのが印象的でした。試合に勝てたことはもちろんですが、久しぶりに試合に出たうれしさも伝わってきました。

浅川 今が一番サッカーを楽しく感じています。Jリーグという素晴らしい舞台で出させてもらっていることはもちろんですが、YSのサッカーが楽しい、シュタルフ監督のサッカーが楽しい。全員がそう感じていると思います。また、ここ2試合出れていなかったのでピッチに立てないもどかしさがあって、なおかつ2連敗をしてしまっていたのを外で見ていて自分がやらなきゃなという風に感じていましたので、アシストという形で勝利に貢献できたのでよかったというのがにじみ出ていたと思います。

――また、休んでいた分さらにゴールをしたいという気持ちが強いと思います。

浅川 そうですね、10点で終わりかと思われたくないですからね。今年始まる前に2ケタ獲ると公言はしましたけど、あくまで最低でも10点ですから。FWが獲れば必ずチームは活気づいて勝てるようになりますし、15点、20点と積み重ねてもっと怖い存在にならないといけない、チームを引っ張っていく存在にならないといけないと思っています。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ