横浜本牧フットボールマニアックス

高橋ハットトリックを含め8得点。苦しかった前半を乗り越えたゴールラッシュ【F2第10節・vs白山】[フットサル]

2019年11月4日 横浜
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

Fリーグ2019/2020ディビジョン2 第10節
Y.S.C.C.横浜 8―1 ヴィンセドール白山
2019年10月5日(日)  横浜市平沼記念体育館 観客数 265人

[得点]
06’46” YS横浜 高橋健
18’01” YS横浜 滝沢拓也
19’14” 白山 世古一歩
25’42” YS横浜 橋本裕貴
26’03” YS横浜 高橋健
30’11” YS横浜 黒田陽二郎
30’42” YS横浜 高橋健
36’36” YS横浜 樋口未樹也
38’58” YS横浜 北野聖夜

▼ゴールラッシュの裏にある課題の克服

1ヶ月ぶりの公式戦は、YSのゴールラッシュだった。高橋はバックヘッドですらしたゴールを含め、ハットトリックを達成。生まれたばかりの子供に捧げるゆりかごダンスも出た。また開幕戦ぶりに出場した黒田も得点を決める。YSは大量の8得点を記録し勝利をした。

だが、前半は苦しかった。幸先よく先制、追加点も重ねた。だが、CKから一瞬の隙を突かれてしまう。そして6つ目のファウルを犯し、第2PKのピンチもあった。無敗の首位だが、2位・北九州との勝ち点差はわずか3。まだ何が起こるかわからない。去年、最終節で悲劇を味わった彼らだからこそ試合中に修正をし、後半のゴールラッシュにつなげていた。

この日、YSフットサルはトップチームだけではなく、セカンドもネクストも勝利。J3の沼津戦で勝利しゲストとして来場したシュタルフ監督と共に、YSは完全勝利を祝った。

 

前田佳宏 監督

前田 久しぶりの公式戦ということで、お互い気持ちの入ったいいゲームだったと思います。

選手たちには、この三ツ沢公園で同じ日にJ3F2の両方があることは日本のサッカー界に大きなことだと言っていました。なかなかこういうことは当たり前に行われないと思っています。クラブエンブレムの誇りやY.S.C.C.の価値を上げていくには、J3のサッカー部門とF2のフットサル部門が手を取り合ってお互い切磋琢磨しながらフットボールとしての垣根をいい意味で失くしていきたいと思っていたので、お互いに勝って両方合わせて勝ち点6を取れたのがよかったなと思います。

ゲームの内容としては、我慢をしないといけない時間が多かったのかなと思います。5ファウルになってプレスがもう一歩が行けなくなってしまって相手にリズムに持っていかれコーナキックで獲られるというありがちな失点をしてしまいました。ただゲーム中で悲観せず、すぐ対応して次の1点だと3つ目が後半の最初にこっち側に獲れたのでそれが大きかったと思います。

この後、広島戦がありますが、2人の外国人選手たちが合流しますので、また違った意味でのY.S.C.C.が魅せられると思っています。彼らと今いる選手たちがどうやって融合してどういうフットサルが展開していくのかは僕が一番近くで見れてワクワクしています。もちろん僕らの目標である『絶っ対昇格!』に対してのクラブのメッセージだと思いますので、よりいいフットサルを展開して絶対目標達成をしたいと思います。

――セットプレーからの失点をしてしまったことは、ここから始まる厳しい戦いのなかで命取りになってしまう可能性もあると思います。

前田 あの失点に関してはわからない状況ではなく、みんなが理解しているなかでのちょっとした連携ミスで、すぐゲームのなかで修正できてそこからはやられていないことが大事だと思います。ゲームですのでやられてしまう時もあると思うので、それをいかにゲームのなかで改善して次が大事と言っていましたので、改善できたのはよかったと思います。ただ、これからやっていく上でそういった失点は失くしていかないといけないと思いますので、トレーニングで詰めてやりたいなと思います。

宿本諒太

フットサルでは今日、ネクスト、セカンド、僕たちトップチームの3つのカテゴリーの公式戦があって、すべてのカテゴリーを応援してくれたサポーターの方にとても感謝したいと思っています。また三ツ沢から、サッカーの方から僕らの方に応援に来てくれたサポーターもいましたし、シュタルフ監督が試合が終わったばかりなのに来てくれて、クラブのつながりに感謝したいと思います。

試合に関しては、前回に北九州でやった時も結果的には点差が開きましたが、簡単な試合じゃなかったという印象があって、試合前から特に前半、後半の始まりぐらいまでは硬い試合になるだろうと話していてその通りになったと思っています。ただ、僕たちは人数で強度を出せる強みがありますので、誰が出てもハードワークができてひたむきに戦えることは今シーズン磨き上げてきたところですので、40分経った時には勝っているという自信を持って、無事に勝てて点差を広げた形で終えられたことはよかったと思います。

次は広島、浜松、柏と続きますが、もっともっと難しい試合になると思います。新加入選手もたくさん入ってきますので崩れてしまう恐れもありますが、チーム一丸となってプラスに持っていけるように頑張っていきたいと思います。

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