2019年11月06日 15時40分　
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2019年11月4日 横浜
（PHOTO,TEXT・佐藤功）

2019明治安田生命Ｊ３リーグ 第29節
Y.S.C.C.横浜 4―2 アスルクラロ沼津
2019年11月4日(日) ニッパツ三ツ沢球技場入場者数：1,263人

[得点]
44′ 沼津 前澤甲気
63′ 沼津 染矢一樹
70′ YS横浜 佐藤祐太
77′ YS横浜 浅川隼人
78′ YS横浜 浅川隼人
88′ YS横浜 浅川隼人

中3日の連戦で迎えた沼津戦。2点のビハインドをひっくり返す4ゴールで勝利をした。その逆転のきっかけとなったのは自身初ゴールの佐藤祐太。同点後に出場し、アシストを記録した田場ディエゴ。そしてハットトリックを達成した浅川隼人が試合を振り返った。

▼隼人を選んでヒュッと

田場ディエゴ

田場　アシストの場面は、本当は自分で行こうとしていたんですね。でも、確率を考えてとっさに(浅川)隼人を選んでヒュッと出しました。相手は疲れていて付いてこれていない部分もあったので、周りを見ずにドリブルで仕掛けました。

――出場をする際に、監督からはどういった指示をされていたのでしょうか？

田場　監督から前から仕掛けて点を獲りにいけと、もう1点いこうと言われました。あとは伝達係も任されていました。もしそのまま負けていたらポジションチェンジもあったのでその伝達作業もあったんですけど、同点になったのでそのままの形で、晃也くん(奥田晃也)に代わってトップ下で出ました。

▼やることは変えず前から

佐藤祐太

佐藤　得点の前のシーンで、ゴール前でボールがこぼれてきた時は入らなくて今日はないかなと思っていて、でも前が空いたので自分が狙っていたコースとは違いましたけども思い切りよく足が触れたのでよかったかなと思います。

――0-2のという苦しい状況から逆転のきっかけにもなりました。

佐藤　前半はいい流れでしたけど失点をして、後半も悪くない入りでいくぞこれからという時に失点をしてしまって、このままいったらマズいという空気は多少なりともあったと思いますが、それでもみんなが諦めないで走って、自分の得点が逆転のきっかけになれたのはたまたま自分だったというだけで、いつか点は入ると思っていたのでよかったと思います。

――その後、逆転をし最後までしっかりと守りることができました。

佐藤　1点入ったことで、0-2のメンタルから1-2になって1点獲れば同点というメンタルになったので勢いに乗れたかなと思います。

3-2になってからは、より集中を切らさらないように気を付けました。今までの自分たちはリードした時に引いてしまって後手後手になってしまうことがあったので、自分たちのやることを変えないで前からボールを保持して回していって、それが4点目につながったと思います。その4点目で余裕が持てたのがよかったと思います。

▼ひとつ成長できた試合

浅川隼人

浅川　前半0-1で折り返して2点目獲られましたけども、前半から支配をしていたので逆転できると思っていたので、ユウタ(佐藤祐太)の1点が入ってからみんな押せ押せになったところで決めることができました。得点はFWの仕事ですので、技術というよりも気持ちで押し込んだ形です。いいところに転んでくれてよかったなと思います。

――体ごとゴールに押し込む得点もありました。

浅川　2点目で前半が終った時にカワちゃん(河野諒祐)とあそこが空くと話していて、ちょうどそこにピンポイントで上げてくれました。触らなくても入っていたかもしれないですけども、自分もそこに入れて2人のコンビネーションができてよかったと思います。

――ここまで先制点を獲ることは多かったけど逆転のゴールも決めたい、と以前お話しされていて、それを達成することができました。

浅川　それもひとつ成長できたかなというところでもあります。今季は最低10得点をする、ハットトリックをする、あとDAZNのスーパーゴールに載せてもらうということを目標にしてきて、ベストゴールを残して全部目標を達成してきています。これから得点王だったりを狙っていくために、今日はひとつ成長できた試合だったし得点だったと思います。

どこかでハットトリックは出るだろうと、点は獲れていなくてもチームが勝ったりアシストはしていてチャンスは少なからずあったので、そこにタイミングと精度が伴ってくれば得点はできると思っていました。今日は運よく3点獲れたので、それが今後も続けていけたらいいなと。10点からは得点ランキングトップの16点は遠かったですけども、今日3点獲ったことで近づいたので、そこを狙っていきたいと思います。