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中西「魂を込めたプレーで恩返しを」シュタルフ監督「今季最後のニッパツで今季のベストマッチを」今季最後のニッパツ、富山戦に向けて【J3第32節・vs富山】

2019年11月21日 横浜
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

▼NEXT MATCH
2019明治安田生命J3リーグ 第31節
Y.S.C.C.横浜 ― カターレ富山
2019年11月23日(日)13:00 ニッパツ三ツ沢球技場

残り3試合で2位との勝ち点差8。まずは勝たなければいけない、その高いモチベーションで彼らはニッパツにやってくる。次の相手は現在5位、富山である。

この時期に戦いたくない相手だろうか。いや、むしろ戦いたい相手である。今季ここまでYSはJ3の16のクラブから得点を記録。唯一得点を挙げていないのが、この富山である。全クラブから得点を奪う、その称号は攻撃的なYSが欲しているもののひとつである。また、今季ニッパツでのホームゲームはこれで最後。第27節の岩手、第29節の沼津に続きホーム3連勝がかかっている。そして、この富山戦に縁がある人物が戻ってきた。前節、ベンチ入りをし復帰をしたYSの顔が今季最後のニッパツに間に合った。

リーグは終盤戦、昇格もかかっていなければ降格もない。だからといって消化試合はひとつもない。高いモチベーションを保っているのはYSも同じ。どの試合にも意味がある。

 

▼今季最後のニッパツで今季のベストマッチを

シュタルフ悠紀リヒャルト 監督

シュタルフ 数字上昇格を残しているチームですので、モチベーションも高く保てているのが怖いところです。GKを使って相手を引き込みながらも常に背後を持ちながらビルドアップしたり、シンプルに背後に蹴ってくる時もあります。しっかりブロックを作ってゴールを奪わせない硬い守備もあり、攻撃と守備、切り替えのサッカーの4局面に渡って完成度の高いチームだと思います。でも負ける気はまったくありません。前期のリベンジもありますし、今季点を獲っていないのは富山だけですので絶対に点を獲る。ニッパツでは今季最後ですし、ホームでの3連勝は今までないと思いますので僕らのホームスタジアムで今季の集大成じゃないですけど、今季のベストマッチにしたいです。一番自分たちがやってきたことが色濃く出す、しっかりと効果的に動かしてスピーディーに刺す攻撃と前線からプレッシャーをかけたい。ただ大きく蹴ってくることもありますので、背後のリスク管理もしっかりしてボールを握って支配してゴールネットを揺らしたい。もちろんクリーンシートを目指しますが、獲られても相手よりも1点多く獲る。今年の僕たちらしく、攻撃的なマインドで逃げ切るのではなく倒したいです。

順位が12位まで連なっていますので、自分たちの力で順位を上げたい。僕らは昇格はかかっていませんが、今までにない順位で終わることはモチベーションになっています。現実的に11、12位を狙えますので、これでやる気を出さなかったらプロではありませんので、プライドをかけて戦いたいです。

――前節、負傷をしていた中西(規真)がベンチ入りしました。この終盤戦で彼が戻ってきたことは大きいと思います。

シュタルフ 吉田(明生)や西山(峻太)と肩を並べるY.S.C.C.を支えてきた顔である中西が戻ってきたことは非常にうれしいです。彼にとって今年は苦しいシーズンだったと思います。彼個人もこのままでは終われないと思ってやってくれていますので、残り3試合彼の力も借りながら3試合勝ちたいと思います。期待しています。

 

▼魂を込めたプレーで恩返しを

中西規真

中西 前期の富山戦はなんとか復帰をしてスタメンで出させてもらいましたが、またケガをしてオペになってしまった試合でしたので縁があるのかなと思います。その試合は0-2で負けてしまいましたし、このままじゃ終われないという気持ちもあったのでそういう意味でチャンスが来たのかなと思います。 

――ここまで苦しかったと思いますが、最後にヒーローがやってくるじゃないですけどもギリギリ間に合いました。 

中西  今季は苦しいことの方が多かったですけども、ドクター、トレーナーを始め支えてもらいましたので、チームに結果として恩返しをして、支えてもらった人たちにありがとうとプレーで示せれば一番いいなと思っています。自分が活躍するよりもチームが勝つことが一番です。そのなかで自分がどういうプレーでどういう貢献ができたかプラスで付いてきたら、一番感謝の気持ちをプレーで示せると思いますので、魂を込めたプレーができればいいと思っています。チームとして迷惑をかけて、監督もこういう立場で使ってくれていますので、感謝の気持ちをプレーで伝えたいと思います。

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