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【無料】今サッカーができる幸せ。vs神奈川教員(TRM)

2020年3月7日 綾瀬
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

「開幕戦だと思って戦おう」。

シュタルフ監督はそう選手たちに伝えピッチに送り出す。225日、政府は新型コロナウイルスに関して『これから12週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際』と発表。それを受けて、228日から315日の開催予定だったJリーグは延期となった。そして37日、大阪のヤンマースタジアム長居でセレッソ大阪U-23とのJ3開幕戦を迎えるはずだったY.C.C.C.横浜は、神奈川県の綾瀬市で神奈川教員とのTRMに挑んでいた。

試合を終えた指揮官は、「ダイナミックなプレーだったり攻撃のスイッチも多かったので、少しずつ完成度は高まっている」とポジティブな評価。ただ、この日はゴールを奪うことはできなかった。

「これだけチャンスがあって決められなかったら、J3が開幕しても決められない。リーグ戦だから練習試合だからということではなく、すべての試合でクリニカルに。仕事のように冷静にネットを揺らす、というところをもっと追求したいと思います」。

無得点で終わった試合は、その一方で無失点でもあった。シュタルフ監督は、攻撃面に続いて「去年の一番の課題でしたので、最大限の努力をしているところ」である守備面について言及をする。

「まだまだ寄せの部分や連動性が足りなかったり、ボールロスト後の切り替えの部分で奥深く侵入されたりすることもありますが、距離感やスペースの消し方、プレッシングのやり方が少しずつハマってきている手ごたえはあります」。

こちらもポジティブな評価だった。もちろん「ディテールワークの部分ですから、今日明日で改善されるわけではない」とシュタルフ監督は気を引き締める。だが「去年もそうでしたが、僕らは時間をかけて良くなっていくチーム」であると、昨年同様に「一年を通してレベルアップ」を掲げていた。

この試合から数日後、開幕戦はさらに延期となってしまった。3月9日、村井満チェアマンは公式戦再開延期を全クラブと合意した発表。後日、正式に延期が発表される見通しである。YSをはじめとした各クラブはまたその対応に追われ、選手たちはコンディションの調整などまた変更をしなければいけない状況となった。だが、さらなる延期が決まる前だったこの日、シュタルフ監督はこう言っていた。

「今こうしてサッカーができているだけでも幸せなことだと思います。開幕が延期になってしまったことは残念ですが、しっかりとこの時間を有効活用して、一歩リードして開幕を迎えたい」。

Jリーグは延期にはなったが、サッカーそのものは延期にはなってはいない。彼らは「新型コロナウイルスが収束することが先決だと思いますし、これ以上感染者が増えないことを願っています」とファン、サポーターをはじめとしたすべての人々のことを想いながら、来る日に向けて走り続けている。

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