横浜本牧フットボールマニアックス

シュタルフ監督「観客あってのプロスポーツ、その大きな一歩」サポーターの目の前で勝利を【J3第3節・vs藤枝】

2020年7月9日 横浜
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

「前から行け」と声が聞こえる。その声を聞いた前線の選手たちは、積極的にボールを追いかけプレスをかけていた。

来る第3節の相手は藤枝。開幕から2連敗をしているが、第2節では粘り強さを披露。両サイドから相模原ゴールを脅かし、90分間追いかけ続けた。

今度は「下がれ」という声が聞こえる。押し込まれた時にはどうすべきか、全員が共通の意図を持ってシミュレートした。

前節、Y.S.C.C.は3点差をひっくり返され敗戦。その反省を生かすべく、彼らはを改めて守備の確認をする。そして奪えば、前節に魅せたピッチ全体を使ったコンビネーションが始まった。

「しっかりポイントを抑えて、ゴールネットを揺らすこと」。

反省すべき点はあった。だが、確かな自信を得た場面もある。Y.S.C.C.はそのポイントを抑え、来る日に備える。

昨年の12月、Y.S.C.C.はJ3の昇格レースを混乱させた。三ツ沢公園陸上競技場で行われた昨季のホーム最終戦、当時2位だった藤枝を撃破。3-0で勝ったあの日の再現を狙っている。

▼NEXT MATCH

2020明治安田生命J3リーグ 第3節
藤枝MYFC ― Y.S.C.C.横浜
2020年7月11日(土)17:00
藤枝総合運動公園サッカー場

Y.S.C.C.横浜
13位:0勝1分1敗 勝点:1 得失:-1(3-4)

藤枝MYFC
16位:0勝0分2敗 勝点:0 得失:-2(3-5)

▼しっかりポイントを抑えてゴールネットを揺らすこと

シュタルフ悠紀リヒャルト 監督

――次節からは観客が入る有観客試合です。新鮮な気持ちで試合を迎えることになると思います。

シュタルフ 観客あってのプロスポーツですので、大きな一歩を今週末から踏み出せることをありがたく感じています。正直なところ、with コロナということでどんな雰囲気になるのかまだイメージが湧いていません。応援のスタイルが変わってくると思いますので、実際どんな感じになるのか楽しみにしています。

その一方で感染者数が増えていたり、第二波に対する懸念が報道されていたりしていますので、ここで気を緩めるのではなく引き続きここから順調に解除していけるように僕らも対策を徹底して、サポーターの方々にも気を付けて来ていただきたいと思います。

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