横浜本牧フットボールマニアックス

シュタルフ監督と吉田明生が振り返る、Y.S.C.C.のここまでの10試合

(PHOTO,TEXT・佐藤功)

▼悪くはない数字と良くはない印象

J3は早くも10節を終了。Y.S.C.C.は2勝3分5敗という結果を残している。昨季の10節まで手にした4勝から勝ち星は2つ減り、昨年の10試合での6敗から1つ黒星も減。去年10戦で0だった引き分けが3つ加わったため、昨シーズンと比べると1つの勝ち星と同数の勝ち点3が足りない状態である。

得点は16。10節終了段階で18得点だった昨年と比べると2得点減ってはいるものの、1試合平均1.6得点は高アベレージ。全体の7割の得点源だった2トップとトップ下を失った攻撃陣は、昨季と変わらず高い攻撃力を示している。一方で失点の23は、昨季と同じ数値。多数のケガ人を抱えている守備陣は、現状維持を保っている。

悪いという数字ではない。シュタルフ監督も吉田明生も揃って「ネガティブになる必要はない」とこれまでの戦いを振り返る。だが「印象が悪い試合がある」と、現場を仕切っているシュタルフ監督は言う。現場で戦っている吉田も「自分たちで落とした感じが強い」と言う。悪くはない数字のなかには、良くはないという印象がある。

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