横浜本牧フットボールマニアックス

花房稔「早くチームを救いたいとずっと思っていた」2ヶ月のリハビリ生活中、外から見ることができたY.S.C.C.とは?【J3第17節・vs熊本】

2020年9月17日 横浜
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

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2020明治安田生命J3リーグ 第17節
ロアッソ熊本 ― Y.S.C.C.横浜
2020年9月22日(火)18:00
えがお健康スタジアム

Y.S.C.C.横浜
12位:4勝6分6敗 勝点:18 得失:-5(25-30)

ロアッソ熊本
2位:11勝2分3敗 勝点:35 得失:14(32-18)

 

▼光を見続けてきたサッカーを楽しむ人

6月27日、それは花房稔にとって喜びに満ちた一日になるはずだった。琉球時代の出場数はゼロだった彼が、Y.S.C.C.でJデビュー。最終ラインのスタメンとして、相模原戦のピッチに立った。だがその喜びは、28分で終わってしまった。

そこから彼の「うまくいかない日もそういう日だと割り切って、いっぱい食べていっぱい寝て自分の身体を第一に、回復できるように努めた」日々が始まった。

一戦一戦戦っていく仲間の横で、ひとり懸命にリハビリ。食生活も見直し、仲間たちが練習を終えシャワーを浴びている時もストレッチを続ける。この2ヶ月間「毎日試合に出ることをイメージしながら」Y.S.C.C.の11の戦いをスタンドから見続けていた。

そして「少しの光だけを見て」いた彼に、9月2日が訪れる。

「リハビリもうまくいかない時期が続いて、自己嫌悪に落ちそうな時もありました」。

復帰の地となった岐阜で花房は、「過去の自分にありがとうと言いたい」と笑みを浮かべていた。

今日も練習後、ひとりストレッチを続ける花房稔。彼は今、その『光』のなかでサッカーを楽しんでいる。

 

▼もうちょっと楽しんでやっていい

#2 花房稔

――九州遠征の2戦目は熊本です。どういったイメージをお持ちですか?

熊本は堅い感じがします。国士舘大学の後輩の高橋利樹というFWのデカい後輩がいますし、楽しみです。

――2ヶ月間のリハビリという辛い時期がありました。ただその一方で、外からチームを見ることもできたと思います。内側ではなく外側から、どのように見えていましたか?

(残り 529文字/全文: 1379文字)

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