佐川亮介「打開するのが僕たちのサッカー」ビルドアップに参加するGKの楽しみ方【J3第24節・vs岩手】
2020年10月29日 横浜
(PHOTO,TEXT・佐藤功)
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2020明治安田生命J3リーグ 第24節
Y.S.C.C.横浜 ―いわてグルージャ盛岡
2020年10月31日(土)13:00
ニッパツ三ツ沢球技場
Y.S.C.C.横浜
17位:4勝8分11敗 勝点:20 得失:-20(26-46)
いわてグルージャ盛岡
13位:7勝5分11敗 勝点:26 得失:-16(20-36)
▼11人目のフィールドプレーヤー
佐川亮介がピッチを見つめる。彼が見ているのは敵の攻撃陣。どこからボールが飛んでくるのかシミュレートをしている。そしてもうひとつ、彼が見ているのは自分たちの攻撃陣。どこにつないでいけばいいのかをシミュレートしている。
Y.S.C.C.の攻撃にはGKが欠かせない。最終ラインでからのビルドアップに、佐川も参加。味方と敵の動きを見ながら、ボールをさばいていく。また昨年の7月に、ゴールキックのルール改正により仕組みは激変。ボールを遠くに蹴り出すことは減り、真横に並んでいる味方に預けプレーが動き出す場面も増えた。
GKの後ろにはゴールしかない。その状況で彼らは、冷静かつ的確な判断でパスを出す。それが佐川たちに課せられた新しい必修科目である。
「打開できたら手ごたえを感じるし楽しい」
新しいことに挑むGK・佐川亮介は、Y.S.C.C.の11人目のフィールドプレーヤーである。
▼他のチームではあまりない組み立て
#16 佐川亮介
――昨季からゴールキックの際、味方のフィールドプレーヤーがペナルティエリア内にいてもいいことになりました。GKとしてこのルール改正をどのように思われていますか?
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