「誰からでも愛されるようにしていきたい」人と人を繋げるマスコット、今後の未来予想図(Y.S.C.C.・山下健太郎さん)【2/2】
2020年12月1日 横浜
(PHOTO,TEXT・佐藤功)
12月20日は誕生日。たくさんの人々の想いを乗せて、Y.S.C.C.の新たなシンボルが生まれる。この先、彼はどんな活躍をしていくのか。いくつもの夢を膨らませる担当者の山下健太郎さんが、マスコットの今後の展開について語る。
12/20(日)藤枝MYFC戦のチケット情報(© Yokohama Sports & Culture Club.)
前編:「人と人が繋がれるような役割を担えるクラブの新たなシンボル」みんなで作ったマスコットに込められた想い(Y.S.C.C.・山下健太郎さん)【1/2】
▼12月20日はゴールではありスタート
――公募が集まるかなど不安なことはたくさんあったとおっしゃられていましたが、一番大変だったことはどういったことでしょうか?
山下 まず、そもそも半年でできるのかというのがありました。マスコットに体現させる企画構想から練り始めて最低でも年単位かかると言われているものを、半年でやろうとしていることが無謀なのか、できるものなのかと。でも、やろうと決めたからにはやろうと進めていましたので、一番の心配なことはスケジュールでしたね。実際にタスクをこなして進捗しながら洗い出して、またいろんなタスクが出てくるなかで本当に終わるのかと、スケジュールを日々管理しながら確認しながらやっていきました。
デザインが出る前は、たとえば商標登録だったりJリーグへの申請だったり、その準備段階で忙しかったです。デザインが出てからは、ソーシャルディスタンスが必要ななかでマスコットの活動領域が制限されるため、どういう風にみなさんに届けていくか考えるのが大変でした。
――また、マスコットに関してのノウハウがない。そこも大変だったと思います。
山下 そうですね、どう作っていいのかまずわからないですし、製作会社に知り合いがいるわけでもないですし、商標関係の手続きもわかる人もいません。Jリーグへの申請も聞きながらやっていたので、手探りでいろんな方の協力を得ながら進めていったので、本当にノウハウがないなかでやっていく大変さがありました。
――それでもやろうと思い進めていったとのことですが、何か参考にした事例などはあったのでしょうか?
山下 参考にしたのは、他クラブの事例です。しかしながら、コスト感やスケジュールなど詳細を参考にするものはありません。公開されている情報しか参考にできず苦労しました。
――今後の展開についてお聞かせください。
山下 12月20日の最終戦にお見せすることはゴールではあるものの、スタートです。そこからの展開を今後しっかり考えていかないといけません。作った目的としては、人と人を繋げるクラブの新たなシンボルであり、コロナの大変な状況でマスコットを通じて明るい話題を届けたいというものがありますので、自粛やソーシャルディスタンスを取りながらですけども、みなさんに勇気や元気などを届けられる活動に積極的に出ていくための企画であったり、計画を考えていかないといけないと思います。
――やってみたいことはありますか?
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