最終戦勝利。負傷者の呪いと戦い続けたY.S.C.C.の笑顔【J3第34節・vs藤枝】
2020年12月20日 横浜
(PHOTO,TEXT・佐藤功)
- RESULT -
2020明治安田生命J3リーグ 第34節
Y.S.C.C.横浜 1―0 藤枝MYFC
2020年12月20日(日)
ニッパツ三ツ沢球技場:1,109人
[得点]
52′ YS 宮尾孝一
▼Bittersweet
アイツもいなければ、コイツもいない、無事に動けるのはソイツらだけ。メンバー表には、今年彼らが苦しみ続けたことがにじみ出ている。急に倒れたヤツもいれば、リハビリをしているヤツもいる。無理をしているヤツもいれば、傷のせいで歯車が狂ったヤツもいる。ケガ、ケガ、ケガ……最後の最後まで、死神が呪いをかけてくる。
「今週もケガ人が出てしまい、準備していたものとは違う形になりました」と指揮官である、シュタルフ悠紀リヒャルトは予定を変更。駒不足となっていた前線には、毎日体重や血圧も含めて自分の体調を数値化しずっとコンディションを整えて続けていた、42歳のオールドルーキーが立っていた。それは決して温情采配ではない、しっかりとした戦術的な意図に基づいた勝つための一手である。
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