延期と延期と無人の遊園地。迫りくる混沌の3月【2020年の足跡】
(PHOTO,TEXT・佐藤功)
2020年の足跡
▼2020年3月1日 横浜
Y.S.C.C.フットサルは大所帯。トップチーム、セカンド、ネクストの3つの集団が存在している。その3つが一堂に会するのが、ノア・フットサルステージ横浜。彼らの練習場である。
そのノアでフットサル大会が行われている。出場選手は、Y.S.C.C.の面々。3つの集団が混ざり合い分散、そこにテクニカルスタッフも加わっていた。
笑顔と笑い声に包まれたその場所には、サポーターはいない。それが稲葉洸太郎のラストダンス。彼は多くの仲間に囲まれ、水色のユニフォームを脱いだ。
これにてフットサルのシーズンは終了、オフに入る。3月14日開幕の全日本フットサル選手権は中止。彼らはトレーニングをする理由を失っていた。
▼2020年3月7日 綾瀬
ピッチには選手、スタンドにはサポーター、そして壁面にはY.S.C.C.を鼓舞する横断幕。本来ならば、大阪にいたはず。でも、彼らは綾瀬にいる。
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