横浜本牧フットボールマニアックス

強くなったY.S.C.C.が教えてくれた、今までとは違う悔しさの質【J3第17節・vs岐阜】

2021年9月4日 横浜
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

- RESULT -

2021明治安田生命J3リーグ第17節
Y.S.C.C.横浜 0―3 FC岐阜
2021年9月4日(土)
ニッパツ三ツ沢球技場:1,137人

[得点]
49′ 岐阜 深堀隼平
57′ 岐阜 大西遼太郎
70′ 岐阜 オウンゴール

▼強くなったYS

前半18分、ンドカ チャールスがペナルティエリア内で倒れPKかと思ったら、岐阜が速攻。深堀隼平の一発はポストに救われ、ホッとする。このハラハラドキドキ感がたまらない。この感覚に飢えていた。

ニッパツの前にはためくのぼりの数々。入場を前に、お気に入りの選手の登りの前で記念撮影をしている人たちもいた。射的やヨーヨー釣りに興じる人たちもいる。ピッチサイドには西山峻太考案、SHUNTA #25 SEATも用意。そして、池ヶ谷颯斗の100試合記念セレモニーは、文字通り花を添える。長かった真夏を経た今、目の前にY.S.C.C.が戻ってきた。9月4日は、楽しむ人ともてなす人が一体となったアットホームな創立35周年記念試合の始まりである。

「岐阜に対してマッチアップがはっきりした形」

船橋勇真が今日の布陣を解説。YSは3バック、岐阜も3バックである。そして、その状況は船橋がどこにいるかで決まる。

「サイドは常に一対一の状況」

その一対一の状況は、ボールを持っている時だけじゃない。船橋は「自分の良さ」を出すべく前に、逆サイドの柳雄太郎も前にポジションを取る。彼らが前にいることでYSは3バックをキープ、そして岐阜の両サイドを下げ5バックの形に抑え込む。船橋と柳は、その陣取り合戦を制し続けた。そして高く張り出した彼らの後ろにあるスペースを、彼は狙っていた。

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