長野がいつもとは違う。神田夢実と船橋勇真たちの対応力とその底力【J3第22節・vs長野】
2021年10月9日 横浜
(PHOTO,TEXT・佐藤功)
- RESULT -
2021明治安田生命J3リーグ第22節
Y.S.C.C.横浜 0―0 AC長野パルセイロ
2021年10月9日(土)13:00
ニッパツ三ツ沢球技場: 825人
[得点]
なし
▼試合開始直前のアレンジ
まさに産地直送、大きなキャベツが朝露で光っている。そんなY.S.C.C.ファームの恵みに見とれている時、事件が起きていた。
試合に先立ち発表されたスターティングメンバーを知ったシュタルフ監督は、長野の異変を見つける。「センターバックが3人」いると。そしてウォーミングアップで、その「3人でヘディングの練習をしている」ところも目撃した。
シュタルフ監督の予想通り「ふたを開けて見れば長野が3バック」。前日まで想定していた4バックではなかった。Y.S.C.C.の目の前には、アンカーを一人置いた3-5-2が対峙していた。
だが、指揮官は「メンバー発表の時点で3バックが想定」できている。「試合前の入りでの微調整」をすでに行っていた。
「ミラーゲームにしたのは我々の方」
Y.S.C.C.は、長野と同じアンカーを一人置いた3-5-2の形でキックオフの笛の音を聞く。
「相手のフォーメーションを見ながら個々が立ち位置を取って、というところをやれればビルドアップができるという手ごたえがあります」
そう話す神田夢実が開始3分、ショートコーナーからゴールを狙う。ボールはバーを叩くが、最初に攻勢に出たのは、微調整をしたばかりのY.S.C.C.だった。
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