横浜本牧フットボールマニアックス

富山に勝つ、10月負けなし、3連勝、8戦連続勝点ゲット。菊谷篤資から船橋勇真に繋ぐ江戸川大ホットラインの任務遂行【J3第25節・vs富山】

2021年10月30日 富山
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

- RESULT -

2021明治安田生命J3リーグ第25節
カターレ富山 0―1 Y.S.C.C.横浜
2021年10月30日(土)
富山県総合運動公園陸上競技場:3,205人

[得点]
61′ YS 船橋勇真

▼夢物語ではない現実の物語

「柳下選手のご無事をお祈り申し上げます」(シュタルフ監督)
前半11分過ぎ、富山・柳下大樹選手が走り込んだ瞬間に倒れ負傷、途中交代しました。心よりお見舞い申し上げます。

 

「タフなゲームになると予想はできていた」とは船橋勇真の弁。富山には一度も勝ったことがない。0勝3分11敗という数字はとてつもなく重く見える。だが、その”タフなゲーム”は違った方向へと動いてしまった。前半の段階で土館賢人にイエローが出た。対する富山も、前半の段階でマテウス レイリアに黄色い札が掲示。試合は序盤から荒れた。

すると富山のベテランGK、西部洋平が「すぐ止められて流れやリズムが作りづらかった。もう少し選手がスムーズにできるレフェリングをお願いしますと話させてもらった」と意見を述べた。

彼の「カテゴリーが上がれば違う」という言葉に思わずうなずく。カテゴリーはもちろん決勝戦など重要な試合は、正確さだけではなく説得力のあるレフェリーしか選ばれない。審判にはランク付けというものが存在している。それはまさに仕事に対する”信頼”である。審判は絶対じゃない、絶対なのはルール。正確なジャッジを積み重ねることで、説得力と信頼を勝ち取ってほしい。同じく上を目指す同志として心からそう思う。

とは言え、今は「心が乱されてしまう」状況。そう話すシュタルフ監督は、選手と共に「プラン通りの試合運び」を進めていった。

「攻守においてポジションを可変するような形で、攻守において富山のウイークポイントを突いていければというマッチプラン」

戦の基本は、事前の分析と古代から決まっている。その掟に則った指揮官は「立ち位置がいつもと違う」布陣を取る。特に目立つのはンドカ チャールス。彼は左に大きく開いた。その理由を、反対の右にいる船橋がさらに詳しく説明をしてくれる。

(残り 3130文字/全文: 4025文字)

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