吉田明生「積み上げたものは間違いない」戻ってきた英雄【J3第30節・vs藤枝】[コメント]
2021年12月2日 横浜
(PHOTO,TEXT・佐藤功)
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2021明治安田生命J3リーグ第30節
藤枝MYFC ― Y.S.C.C.横浜
2021年12月5日(日)14:00
藤枝総合運動公園サッカー場
Y.S.C.C.横浜
8位:10勝7分10敗 勝点:37 得失:-5(28-33)
藤枝MYFC
10位:8勝8分11敗 勝点:32 得失:3(42-39)
▼英雄は必ず戻ってくる
6月26日、岩手戦で負傷。その彼が走っている姿を見たのは、9月上旬。その右足でシュートを放っていたのは、10月中旬。仲間と共にボールを追いかけ始めたのは、11月になった頃だった。
あの日受けた診断の結果は、右腓骨骨幹部骨折。彼はスタンドから、仲間の雄姿を目に焼き付け続けていた。「長引いてしまって」と彼がその歯がゆかった日々を回想。全治は2ヶ月から3ヶ月の予定だった。そして11月21日がやってきた。
熊本との一戦、時計の針が82分を指した。英雄とは必ず駆けつけてくれる存在。その輝く星の下に生まれている者が、戦場に入っていく。
吉田明生が帰ってきた。
▼最後、みんなで笑えれば
#8 吉田明生
――まずケガの詳細についてですが、右足のすねの太い方ではなく、細い方の骨を骨折していたわけですよね?
吉田 そうです。
――そこが折れていた? ヒビが入っていた? どちらだったのでしょうか?
吉田 ヒビです、完璧に折れてはいないです。本当はもう少し早く。9月にはという話でしたけども疲労骨折に近い感じもあって長引いてしまって、歯がゆさを感じながらリハビリをしていました。
――これだけ大きなケガというのは、大学以来だと思いますが。
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