横浜本牧フットボールマニアックス

西山雄介「去年の順位を一つでも多く上回ることが一番ですので、そこに全力で貢献していきたい」三年半ぶりのYSとデュアルキャリア【新加入選手コメント】

2021年2月17日 横浜
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

“働かなければいけない”と”働きたい”は大違い。自ら望んだその選択は、今季のYSのスローガンである”限界突破”そのものである。

三年半ぶりのYSに戻ってきた西山雄介。彼は働くことをポジティブなものへと変えている。

▼選手に昔から染みついているものがある

#33 西山雄介

――西山さんは加入発表の際デュアルキャリアについてコメントをされていますが、どのようなお考えで働きながらサッカーをすることを決めたのでしょうか?

西山雄 デュアルキャリアをやり始めたきっかけが、(ガイナーレ)鳥取で試合に出れなくなった時に引退後のキャリアだったりJリーガーとしてのあり方みたいなところを考える時間が多くなって、プロとしてサッカーだけをやっていてその後の人生のことを考えている選手は少ないと実感してましたし、このままじゃいけないと自分のなかで多くあったので、去年の武蔵野に行くタイミングで仕事をしようと決めていて始めました。

――齢問わず、選手全員が抱えている問題ですよねくら若くてもケガが原因で……ということもありますし。

西山雄 そうなんですよね、一生できる仕事ではないと思いますので。働くことで体はしんどいところもありますけども、不安はなくなったので気持ち的にはよりサッカーに集中できるメリットを感じています。メリットデメリットはありますが、どうしてもクビを切られたらどうしようとか、シーズン中でも試合に出れていないとそういう不安も生まれてきますので、僕はトータルで考えて今の選択をしています。

――また働くことで、サッカー以外の世界に触れるメリットもありますしね。

西山雄 それはかなりあります。このデュアルキャリアを始めるにあたって、同じスポーツ業界の企業さんも選択肢としてもありましたが、どうせやるなら一回まったく違う畑に飛び込んでいろんな刺激を受けながら今しかできないことをやりたいなと思って選択しました。サッカーと結びつくところは少ないかもしれませんが学ぶことは多いので、人間としてかなり幅が広がったと感じています。

――ではサッカーの話ですが、三年半ぶりのYSはいかがですか?

西山雄 懐かしくもあり、メンバーも変わっているので新鮮さもあり楽しいです。僕がいた時はユニフォームの胸スポンサーもなかったので、昔よりもJリーグのチームになってきていると思います。

――その三年半の間、外から見たYSのサッカーというものはどのような印象でしたか?

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