横浜本牧フットボールマニアックス

西山峻太の役割、土館賢人の役割、三枝寛和ヘッドコーチの役割【J3第8節・vs宮崎】

2022年5月5日 横浜
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

- RESULT -

2022明治安田生命J3リーグ第8節
Y.S.C.C.横浜 0―4 テゲバジャーロ宮崎
2022年5月5日(木)
ニッパツ三ツ沢球技場:1,275人

[得点]
11′ 宮崎 岡田優希
46′ 宮崎 岡田優希
55′ 宮崎 岡田優希
57′ 宮崎 薗田卓馬

▼厳しさと優しさ

「まず話すことが大事」

キャプテン、土館賢人はそう語る。

「ひとつの声の積み重ねが大事」

ベテラン、西山峻太もそう語る。

Y.S.C.C.を支える両者の意見は一致していた。

その声がより大きく、強くなったのは、一ヶ月前の4月の上旬。試合で言えば、第5節・鳥取戦の前。あの日、いつも冷静な三枝寛和ヘッドコーチが、厳しい言葉で指導に当たっていた。

その三枝ヘッドコーチが指揮を執る。5月3日、クラブは仲田建二監督の休養を発表、急な出来事だった。でも三枝ヘッドコーチは、緊張はしていなかった。三枝ヘッドコーチは2019年、当時Y.S.C.C.の監督だった現在長野の監督、シュタルフ悠紀リヒャルト氏のベンチ入り停止処分に伴い、計3試合を指揮。その時の経験がある。

「前回の2019年の時は、僕とGKコーチしかいなかったので、ウォーミングアップも自分でしないといけなかったので」

あの時は、現在沼津でGKコーチを務める武田幸生氏と2人で試合の準備を進めた。でも今は違う。

「今回はやることはたくさんなかったので、あとはやるだけだと緊張はなかったです」

そう話す三枝ヘッドコーチは、ウォーミングアップを末岡龍二アシスタントコーチ、飯高弘章GKコーチ、松本珠奈アスレティックパフォーマンスコーチに任せ、ピッチサイドでYSの様子と、宮崎の様子を見ていた。

そして試合開始の笛が鳴った。

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