横浜本牧フットボールマニアックス

勝点が欲しかった。前へ前へと動いた古宿理久と花房稔【J3第12節・vs沼津】

2022年6月12日 沼津
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

- RESULT -

2022明治安田生命J3リーグ第12節
アスルクラロ沼津 2―1 Y.S.C.C.横浜
2022年6月12日(日)
愛鷹広域公園多目的競技場:1,242人
[得点]
42′ 沼津 佐藤尚輝
44′ 沼津 濱託巳
81′ YS 林友哉

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ピッチ中央にいる黄色い服を着た審判が、試合開始の笛を吹く。すると彼は、前へ前へと突き進んでいった。

「一人一人が良いところにポジショニングを取って前進をして行くスタイルですので、練習通りできたと思います」

前半5分、古宿理久が土館賢人のクロスを頭で合わせる。続く11分、裏に抜けた林友哉と共にゴール前に飛び込んでいったのは、またもや古宿。そして12分、この日アンカーの位置に入っていた山本凌太郎の縦に長いパスに走り込んだのも、古宿だった。Y.S.C.C.、攻勢である。

「相手のサイドとボランチの間に顔を出し続けて隙を見て前に行って、味方選手と関わるのは自分の長所でもありそういうYSのサッカーは僕に合っている」

そう話す古宿、山本、そして吉田明生の中盤を経由し、ボールはどんどん前へ進んでいく。さらにはその中盤を経由せず、最終ラインからも低い弾道で鋭く、ボールは縦に送り出されていく。

「相手が締めたらワイドに出せばいいとシンプルなことをやろうとした結果、遠くも見えるし縦パスのコースも見えたのでチャンレンジして良かったと思います」

最終ラインの左、花房稔もそこを狙っていた。

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