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【いわてグルージャ盛岡】第6節福島戦レビュー

2試合4失点で連敗
開幕から6試合負けなしが続いていた岩手だが、ホームで行われた第8節岐阜戦を0-2で落とすと、延期となっていた第6節福島戦も1-2で敗れ、2連敗となり足踏みが続いている。
今回の記事では福島戦を振り返りながら、課題や改善点にフォーカスしていきたい。

ポイントとなった立ち上がりの失点
岐阜戦で2分にCKから失点し、立ち上がりの戦い方に注意を払って臨んだ福島戦だったが、16分にクロスから先制を許すと、後半も49分という早い時間帯に追加点を許し、勝点を持ち帰ることはできなかった。岐阜戦同様、崩されたシーンはほぼなかったものの、またも立ち上がりの隙を突かれた形で失点。CB脇本晃成は「前がかりになってしまい、一瞬の隙を突かれてしまった。精神的にもコンディション面でもさらなる準備が必要」と反省の言葉を残している。
開幕から6試合はすべての試合で前半無失点に抑えていた岩手だが、この2試合では前述のとおり失点を重ねている。堅い展開に終始した第3節の長野戦などを秋田豊監督は「空気の漏れない試合」と表現し、集中力と強度を落とさずに戦った選手を称賛したが、それが漏れ出しているのがこの2試合と言えるかもしれない。

表面化し始めた課題
試合を重ねることで相手チームのスカウティングもさらに進み、しっかりと対策を講じている。直近2試合で計4失点。その失点パターンを振り返ると、突出したデュエル勝率を誇る牟田雄祐のエリアを避け、その周辺のスペースをついた形で得点を生み出しているのがわかる。ハイプレスを多用する岩手はボランチの背後のスペースを3CBのセンターに位置する牟田が圧倒的なフィジカルで支配し、自分たちのターンを継続させているが、その牟田がつり出された後のマネジメントはさらに向上させる点でもある。また、岩手がボールを奪った後の最初のパスへの狙いも顕著だ。岐阜戦の2失点目は吉濱遼平が敵陣での縦パスをインターセプトし、ショートカウンターから最後は村田透馬が決めた。福島戦での2失点目も中盤でパスが乱れたところをダイレクトで前線のスペースに送り、イスマイラが仕留めている。奪った後のパスの精度はもちろん、受け手の状況判断(止める、運ぶ、ターンするなど)と準備(体の角度、ボールを運ぶ位置)をさらに追及するとともに、フリックやターンなどから相手の矢印を裏返すことができれば逆にチャンスになる。これができてくれば攻撃のバリエーションが増えるとともに、膠着を打破するようなプレーも増えてくるはずだ。
今季のいわてグルージャ盛岡は「相手に付き合わず、自分たちの土俵で戦うこと」で勝点を得てきた。ハードワークと個の力を押し出し、これまでよりもボールを奪う、ゴールを奪うという前向きなプレーが非常に多くなっている。そんな中で見え始めたわずかなほころび。シーズンが間もなく1/3を消化する中で、自分たちが成長しながら、相手の対策を上回れるか、その準備をいかに進めるかが中盤戦のポイントとなる。

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