【いわてグルージャ盛岡】第12節沼津戦レビュー 決勝ゴールは新オプション“ブレヨンテ”のホットライン。もう一人のMVPはやはりこの男。
ほぼ完ぺきだった立ち上がり。反転ボレーのゴラッソで先制
キックオフ直後から岩手がハイプレスで主導権を握る。2、3列目が連動したハイプレスがハマると、相手の認知と精度を奪い、セカンドボールを的確に回収。トランジションでも勝り、即時奪回からの鋭い攻めをみせるなど秋田豊監督が「入りは良かった」と語るように上々の滑り出しをみせた。先制点もそのトランジションから。右からのスローイン、一度は相手ボールになるものの、モレラトがすぐにプレッシャーをかけるとクリアボールを拾った加々美登生がクロス。中央で色摩雄貴が競り、こぼれ球を中村太亮が背走からの反転ボレー。「こぼれ球を予測していたし、GKが反応できないタイミングで打とうと思っていた」と振り返った中村のゴラッソが飛び出し、岩手が公式戦では3試合連続で開始10分までの時間帯での先制点を決めた。
得点後も岩手はまったく引くことなく、前から奪いに行く。色摩が2度の裏抜けからチャンスをつくるなど、相手に落ち着く時間を与えず、2点目を決めにかかる。20分までは完全に流れを掌握していた。
沼津の狙いと岩手の猛攻
早い時間に失点した沼津の狙いはポゼッションからの崩しだった。
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