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各クラブ経営情報レポ、久保建英、山形好調の理由がわかる監督会見『今週の大島和人おすすめ3本』(6/18~)

タグマ!サッカーパック』ユーザーに向けて、サッカーパック対象コンテンツをご案内するコーナーが復活。6月は「球技ライター」大島和人さんが毎週「これは!」と思った記事をおすすめとして紹介いきます。
※コンテンツ対象期間:6月10日~6月16日

 

「神戸だけでなく、ほかのクラブも営業努力をして成長している(Jリーグ・青影氏)」2018年度クラブ経営情報開示先行発表(1)(Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~)
自分もライターをしていると分かるが「金」に関する記事は読んでもらえる。実際に「金」はスポーツの根本に関わる重要問題だ。プロならば人気は「金」に換算され、それがチームの強化につながる。経営が安定していなければ、クラブの行く末は危うくなる。
このレポートは19年5月24日に行われたJリーグのクラブ経営情報に関する記者会見に関するもの。決算期の違いで反映されていない4クラブを除くJ1からJ3までの全クラブの数値が載っている。DAZNマネーの影響もあるのだろうが、各クラブの成長ぶりには驚かされた。

 

【代表うぉっち】移籍騒動を封印し、真の戦いであるコパ・アメリカに挑む久保建英:相手が強いからと言って、言い訳にしたくない(カワジうぉっち)
つい先日はポーランドにいたと思ったら、いつの間にブラジルへ飛んでいる河治良幸記者。コパ・アメリカを前にしたチームに密着して、旺盛な発信を続けている。一般紙やスポーツ紙の注目はレアル・マドリーへの移籍が決まった久保建英選手だろうが、河治記者はあくまでも平等に、色んな選手を取り上げるスタンスの持ち主。他選手の記事も読み応えがあった。この記事が出る頃にはもうチリ戦の結果も出ているはずだが、試合の分析記事、試合後のコメントも楽しみに待ちたい。

 

【山形vs水戸】木山隆之監督記者会見コメント「今日は本当にいいプレーが多かったと思いますが、また次に向けてしっかり準備したい」(Dio-maga)
かつてはJ2を代表する牧歌的カードだった山形vs水戸。しかし今季は両クラブがJ2の首位を争っている。6月15日に山形のホームで行われたこの対戦は、山形が勝利し、首位の入れ替わりが起こった。
木山監督に向けた発せられた質問は8つ。答えを読めば山形が今どういう状況で、どういう狙いで試合をしたかがよく分かる。木山監督には「クールでそつがない」という印象を持っていたが、この会見では「だいぶスーパーサイヤ人に近づいてきた」と某選手を評する木山ジョークも。

 

大島和人(おおしま・かずと)

1976年生まれ。出身地は神奈川、三重、和歌山、埼玉と諸説あり。AFCアジアカップ1992の中国戦でサッカー愛に目覚め、Jリーグ発足&代表の躍進とともにサッカーにまみれた青春時代を送る。なぜか「年代別代表」「クラブユース」に目が向くようになり、それと共にサッカーを愛する友も増えていった。Jリーグについては特定の応援クラブを持たない「箱推し」を長く続けていたが、2012年にJ’s GOALのFC町田ゼルビア担当となり、ヴァンフォーレ甲府や柏レイソルの番記者も経験。キャラの立ったクラブ、サッカースタイルはどこであれ美味しく食べるハングリーな姿勢は今も持っている。

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