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Jリーグ再開・開幕節の『ユニバーサルアクセス権』を問う(えのきどいちろう)

タグマ!サッカーパック』の読者限定オリジナルコンテンツ。『アルビレックス散歩道』(新潟オフィシャルサイト)や『新潟レッツゴー!』(新潟日報)などを連載するえのきどいちろう(コラムニスト)と、東京ヴェルディの「いま」を伝えるWEBマガジン『スタンド・バイ・グリーン』を運営する海江田哲朗(フリーライター)によるボールの蹴り合い、隔週コラムだ。
現在、Jリーグは北は北海道から南は沖縄まで58クラブに拡大し、広く見渡せば面白そうなことはあちこちに転がっている。サッカーに生きる人たちのエモーション、ドキドキわくわくを探しに出かけよう。
※アルキバンカーダはスタジアムの石段、観客席を意味するポルトガル語。

 

 

Jリーグ再開・開幕節の『ユニバーサルアクセス権』を問う(えのきどいちろう)[えのきど・海江田の『踊るアルキバンカーダ!』]三十六段目

 

■無理をしない事が大事

6月27日(土)、無観客開催ながらJ2再開&J3開幕が実施され、僕らに「サッカーのある週末」が帰ってきた。一時はもう今年は無理じゃないかとすっかり悲観していたのだった。僕個人は2月末にJ2第1節、群馬vs新潟(正田スタ)を取材して以来、約4か月ぶりの試合だ。この間、アルビレックス新潟もいったん活動を休止したり、三密を避けグループ練習したり、苦労していた。スペイン人監督、アルベルトさんの1年目のチームだ。2月に見たチームと、その後(休止期間はあったにせよ)4か月たったチームは戦術の浸透度などぜんぜん違うだろう。いっぺん下見に行きたかったが、何しろ「県またぎ移動」は歓迎されざるムードだった。

で、実はJ2再開の甲府vs新潟(山梨中銀)はDAZN観戦だった。東京を出なかったのだ。「県またぎ移動」は一応、6月19日、「解禁」(といってもそもそもあくまで「自粛」だから、ロックアウトと違って禁じられていたわけじゃない)されていた。だから、東京在住のライターが取材申請をして山梨県に入ることに問題は何もない。

あくまでも自主的な判断、文字通りの「自粛」だった。実は6月中旬(具体的には15日)、ちょっと身体がだるくて検温したら37.1℃だった。毎日、検温しているけど37℃台になったのは初めてだった。まぁ、そもそも僕は平熱が高いほうで、通常、36.8℃くらいだ。微熱といえば微熱だけど、7度5分は超えてないから判断に迷うところ。

それでも現地取材は断念した。再開後のJリーグ取材申請には「過去2週間の体温」と「行動履歴」を添付するという。僕は一度でも7℃台が出たら見合わせようと考えていたのだ。風邪っぽい症状が出たら取材はあきらめる。もちろん現地に行っても選手と直接話すわけじゃない。会見も取材もオンラインだ。でもねぇ、万が一ということもある。ちょっと大げさな物言いで、実に口幅ったいのだが「サッカーの現場」と「山梨県」を守りたいということだ。サポーターもリモート応援で耐えている。僕もガマンしようと思った。

幸い体温はその日のうちに下がって、その後の検温でも6℃台をずっとキープしている。身体がだるかったのも仕事疲れであったようだ。PCに向かう時間をセーブして、なるべく目を休めるようにしたら元気を回復した。まぁ、だから再開初戦に関しては「大事を取った」以上の意味はない。

だけど「大事を取った」は案外、大切なことじゃないかと思うのだ。「ウイズコロナ」の状況下では自分が罹患している可能性を考慮せざるを得ない。無症状の場合もあるらしい。自分の小さな兆候も見逃したくない。

 

■リモートマッチはメディアイベント

本来なら直接体験こそサッカーファンが最も大切にしてきたところであり、「現地」には絶対駆け付けたいところだ。サッカーはサポーターでも記者でも「現地」にいるのがいちばんえらいに決まっている。だから、僕も山梨中銀スタへ行かないのはよくよく考えてのことだ。

 

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