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Jリーグウォーキングアプリにハマる(えのきどいちろう)

タグマ!サッカーパック』の読者限定オリジナルコンテンツ。『アルビレックス散歩道』(新潟オフィシャルサイト)や『新潟レッツゴー!』(新潟日報)などを連載するえのきどいちろう(コラムニスト)と、東京ヴェルディの「いま」を伝えるWEBマガジン『スタンド・バイ・グリーン』を運営する海江田哲朗(フリーライター)によるボールの蹴り合い、隔週コラムだ。
現在、Jリーグは北は北海道から南は沖縄まで58クラブに拡大し、広く見渡せば面白そうなことはあちこちに転がっている。サッカーに生きる人たちのエモーション、ドキドキわくわくを探しに出かけよう。
※アルキバンカーダはスタジアムの石段、観客席を意味するポルトガル語。

 

Jリーグウォーキングアプリにハマる(えのきどいちろう)[えのきど・海江田の『踊るアルキバンカーダ!』]四十段目

 

■歩いてサポーターが燃える

依然としてコロナ禍の只中である。一時の「軟禁状態」みたいな感じとは違うが、通常の年と比べて出かけることが本当に少ない。知人のライターが「家を出るときはヒゲが伸びてても、まぁ、マスクするからなぁとそのままだけど、自宅にいる日はZOOM取材があったりして、きちんとしなきゃとヒゲを剃るようになった、逆転現象です」と言ってたけど、本当にそんな感じだ。生活の遠近感がおかしくなる。ミーティングや取材は自宅でばんばんできてしまうのだ。

ちゃんと調査したわけじゃないが、サッカーライターは今シーズン、交通費をあんまり使ってないと思う。(県またぎの移動を控え)リモート取材で仕事をしている。リモート取材のすごいところはアクセスの容易さだ。例えば僕は東京都台東区に自宅があるけれど、平日、FC琉球の練習終わりに選手の話を聞くことも可能だし、週末、ヴァンラーレ八戸の試合をDAZNで見て、監督&選手の会見に参加することも可能(クラブが記者にURLとパスワードをくれる)だ。ていうか、海外取材も自宅でできてしまう。去年までは考えられなかった。肉眼でなく、DAZNで見た記者がフツーに海外挑戦中の選手の取材をするのだ…。

で、これはサポーターにもある種、共通している。記者がリモート取材ならサポーターはリモート応援だ。ホームゲームに関しては5000人上限の観戦が認められているけれど、アウェー観戦は当面認められていない。つまり、皆、自宅でDAZNを見ている。今季、サッカーライフの「本拠地」は自宅なのだ。

そこで今回は「明治安田生命Jリーグウォーキングアプリ」を紹介したい。読者はおそらく「なんだ、今月のえのきどはヒマネタか」と思っておられるだろう。悪いことは言わない。最後まで読んでくれ。そしてダマされたと思ってアプリをダウンロードして、1週間だけトライしてくれ。びっくりするよ、本当に。

 

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