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【熊崎敬の視点】2021年3月3日 J1第11節 川崎フロンターレvsセレッソ大阪

J1第11節 川崎フロンターレ3(1-2)2 セレッソ大阪
18:03キックオフ 等々力陸上競技場 入場者数4756人
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大久保、ダミアン、大久保、ダミアン、最後に三苫。役者たちの鮮やかなゴールが飛び交ったスリリングな90分。もっとも印象に残ったのは、三苫の決勝点だ。

左サイドから三苫がペナルティエリアに侵入。そこに顔を出したダミアンとワンツーを成功させ、キーパーとの1対1に。冷静に逆サイドのネットを撃ち抜いた。

エリア内でのワンツーからのフィニッシュ。これは三苫&ダミアンのコンビでなければ決められない“名作”だろう。

ダミアンに預けた瞬間、三苫は一気に加速。ついてきた敵の前に身体を入れ、ダミアンからの落としを受けた。狭いスペースでも敵を抜き去れたのは、三苫のスプリント力あってこそだ。

一方のダミアンは背後の敵をがっちり抑え、あとは決めるだけという状況をお膳立て。背中で敵を封じ込む彼のポストは、敵の密集を崩すには欠かせないオプションとなっている。

三苫のスプリント力とダミアンの背後の敵を抑える力。ふたりの武器が融合した、素晴らしいゴールだった。

 

 

熊崎敬(くまざき・たかし)
1971年生まれ、岐阜県出身。主な著書に「サッカーことばランド」(ころから)、「日本サッカーはなぜシュートを撃たないのか?」(文春文庫)がある。海外を旅して草サッカーの見物、サッカーにまつわる壁画の発掘をライフワークとする。

 

 

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