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【田村修一の視点】2021年8月28日 J1リーグ第27節 横浜F・マリノスvs鹿島アントラーズ

J1リーグ第27節 横浜F・マリノス0(0ー2)2 鹿島アントラーズ
19:04キックオフ 日産スタジアム 入場者数4,892人
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鹿島の試合巧者ぶりが光った。2失点まではむしろ横浜のペース。切り替えの速い攻めで鹿島に対応の時間を与えずチャンスを作り出した。先制点をあげていたら、試合はまったく違った展開になっていたはず。だが、ミスがらみでカウンターから得点を許してからは、2人のボランチを軸に厚く守る鹿島に、攻撃のスピードを封じられてゴールへの道が遠のいた。特に後半の鹿島は、横浜にボールを持たせながらゲームをよくコントロールし、得点の機会を与えずゲームを《殺す》ことに成功した。

 

 

田村修一(たむら・しゅういち)
1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学院経済学研究科博士課程中退。1995年からフランス・フットボール誌通信員、2007年から同誌バロンドール選考(投票)委員。現在は中国・体育週報アジア最優秀選手賞投票委員も務める。

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