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【田村修一の視点】2021年11月6日J1リーグ第35節 横浜F・マリノスvsFC東京

1リーグ第35節 横浜F・マリノス 8(4ー0)0 FC東京
16:03キックオフ 日産スタジアム 入場者数18,307人
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内容も結果もマリノスの圧勝。志を高く持てばこれだけのことができるということを示したゲームだった。アンジェ・ポステゴグルー前監督は、複雑なことから始めて徐々にシステムやプレーを簡潔にしていった。それが何を意味するのか。彼が日本を離れる前に聞きたかったが、コロナ禍もありインタビューできなかった。今のマリノスは、アンジェが築きあげたものを最も効率的かつ効果的に体現している。それが今後の展開にどう繋がっていくのか。シティ・フットボールグループの射程の枠内のことであるのかどうか。注目していきたい。

 

田村修一(たむら・しゅういち)
1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学院経済学研究科博士課程中退。1995年からフランス・フットボール誌通信員、2007年から同誌バロンドール選考(投票)委員。現在は中国・体育週報アジア最優秀選手賞投票委員も務める。

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