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【田村修一の視点】2022年2月11日ちばぎんカップ ジェフユナイテッド千葉vs柏レイソル

第26回ちばぎんカップ ジェフユナイテッド千葉0(0-1)1柏レイソル
13:04キックオフ フクダ電子アリーナ 入場者6,510人
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シーズン開幕前恒例の千葉ダービーであるちばぎんカップ。コロナのため昨年は開催されなかったこの大会を制したのは柏レイソルだった。ただ、結果以上に重要視されるのは内容であり、リーグ開幕に向けての準備の進み具合であり新戦力の適応具合である。その点では両チームともに成果と課題が浮き彫りになった。千葉は失点こそ喫したものの昨年からの堅守は今年も健在。だが攻撃の連携では課題を露呈した。一方、新戦力のドウグラスや中村が能力の片りんを見せた柏は、後半になってネルシーニョ監督が懸念した通りフィジカルの低下から全体のパフォーマンスが落ちた。開幕までに尹晶煥、ネルシーニョ両監督がどう調整してくるのか。手腕に注目したい。

 

田村修一(たむら・しゅういち)
1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学院経済学研究科博士課程中退。1995年からフランス・フットボール誌通信員、2007年から同誌バロンドール選考(投票)委員。現在は中国・体育週報アジア最優秀選手賞投票委員も務める。

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