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【田村修一の視点】2021年4月17日 J1リーグ第9節 柏レイソルvs京都サンガF.C.

J1リーグ第9節 柏レイソル0(0-1)2京都サンガF.C.
19:03キックオフ 三協フロンテア柏スタジアム 入場者数5,545人
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アキレス腱断裂とコロナ陽性。ネルシーニョと曺貴裁両監督不在で始まった試合は、攻守にアグレッシブさを発揮し、柏に攻撃の形を作らせなかった京都の快勝だった。柏が京都陣内でボールを持てるようになったのは、2対0となった後で京都が守備重視のシステムに変更し、前線からプレスをかけるのを止めてからのこと。それまでは鋭い出足で守備はもちろん攻撃でもサポートランの豊富な京都に後手を踏んだ。最後は疲労で足が止まったとはいえ38歳のウタカが、あれだけ精力的に走り得点も決めるところに京都の神髄が現れている。

 

 

 

田村修一(たむら・しゅういち)
1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学院経済学研究科博士課程中退。1995年からフランス・フットボール誌通信員、2007年から同誌バロンドール選考(投票)委員。現在は中国・体育週報アジア最優秀選手賞投票委員も務める。

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